※3月7日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映
東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部の状況
イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部の状況
まとめ:
- シリア政府軍は、ハマ県北部とイドリブ県西部(ラタキヤ側)の前線で、空爆と砲撃による攻撃を実施。
この攻撃を受け、反政府勢力は、ラタキヤ県の政府軍支配地域に対し、対戦車ミサイル(TOW)での報復攻撃を行った。 - ハマ県北部、イドリブ県東部の前線では、政府軍と反政府勢力間の戦闘は発生しておらず、前線は動いていない。
- 過去24時間、元ヌスラ戦線(HTS)と反政府勢力(JTS)間の衝突は報道されていない。
- トルコ政府は、シリアのイドリブ県で9つの避難民キャンプを設置する計画を発表した。アフリンからの避難者17万人を収容できるキャンプとしている。(記事)
東グータ地域の状況
まとめ:
- 過去24時間、露/シリア政府軍は、東グータで大規模な軍事作戦を継続した。
政府軍の地上部隊は、北東部と東部から侵攻し、勢力範囲を広げた。 - 国連は、3月8日に、東グータへ新たに支援物資を積んだトラックを送ることを発表した。東グータ内への前回運搬時、戦闘の激しさにより、域内入りした46台のトラックのうち、14台しか荷降ろしできなかった。(記事)
- ダマスカス郊外県管轄の保健課(health directorate)は、6日ハムリエ市で確認された、呼吸困難症状の原因について、塩素ガス攻撃によるものではなく、政府軍の爆撃で生じた刺激性物資による症状であったとの声明を出した。(記事)
- シリア政府と反政府勢力の交渉の末、ハムリエ市は降伏することを発表。現在、東グータ内の他2地域に関して交渉が行われている。
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- 過去24時間、東グータの被害状況は以下の通り。
※全ての被害が報道されている訳ではないため、実際の被害者数はもっと多い
– 南西部アインタルマ市への空爆により、子ども2人が死亡、複数の住民が負傷した。
– 南部ジスリーン村への空爆により、民間人9人が死亡
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- 過去24時間、政府軍と親シリア政府武装組織は、以下の地域を占領した。
– 東部のミスラバ地区
– 南東部のムハマディヤ村
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