東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部の状況(2月5日時点)

※2月5日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映

東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部の状況

レバノンで難民として生活するシリア人の兄弟。
レバノンで避難生活を送る人々は住む場所がなく、ガレージなど劣悪な環境で生活している。
Photo: B. Ahmed/ UNHCR, 2012

イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部の状況

  • 過去24時間、イドリブ県東部(アブ・アドドゥフル付近)での地上戦による衝突は続いているものの、衝突件数大きく減った。イドリブ県東部の前線は、殆ど動いていない模様。
  • 5日9時頃、トルコ軍の車列がイドリブ県入りした。政府軍と地上戦が行われているイドリブ県東部のアル・アイスで、監視所を設置すると報じられている。
    楽観視すれば、トルコ軍の介入により、同前線の戦闘は落ち着くものと考えられる
  • トルコ軍の車列がアル・アイスへ向かう中、シリア政府軍は、アル・アイス付近へ空爆を行った。
  • イドリブ県中部の主要都市では、政府軍による多数の空爆が行われ一般市民に死傷者が出ている
  • シリア政府軍とロシア軍は、イドリブ県中部の主要都市(サラケブ市、イドリブ市)とその周辺村(カン・アルシベル村、マッサラン村、ラヤン村)と南部の村(カフルナベル村)に対し、空爆を実施
  • カン・アルシベル村とマッサラン村での空爆により、住民14人が亡くなっている。
  • マッサラン村では、ロシア軍機がクラスター爆弾を使用(投下)した模様
  • シリア政府軍は、イドリブ県中部の都市サラケブ市に対する空爆で、塩素ガスを使用した模様。
  • ロシア政府は、イドリブ県で亡くなった空軍機のパイロットについて、元ウクライナ空軍所属のロマン・フィリポブ(クリミヤ出身)氏であったことを発表。他方で、「ウクライナ軍には所属していなかった」との報道もある。

地図:イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部(2018年1月末時点)
Derived from work by MrPenguin20, distributed under a CC BY-SA 4.0 license.

東グータ地域の状況

  • 過去24時間、東グータ地域では、空爆や砲撃などによる攻撃は報道されていない

地図:東グータ地域(2014年2月27日時点)
Created by MrPenguin20, distributed under a CC BY-SA 3.0 license

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
レクタングル(大)広告

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告