アフリンの状況(2月7日時点)

※2月7日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映

アフリンの状況

首都ダマスカス南側のサフナヤ村では、多くの家族が未完成の建物で生活している。
その多くは、ダラヤ地区から避難を余儀なくされた家族である。
Photo credit: WFP/Hussam Al saleh

地図:アフリン地域(2013年6月時点)
map created by Mouradi, distributed under a CC BY-SA 3.0 license.

トルコ軍の動き

  • アフリンでは、地上戦を中心とした戦闘が続いている
  • トルコ軍は、北部(ブルブル地区)で空爆を実施。その他の地域では、殆ど空爆は行われなかった模様

自由シリア軍の動き

  • トルコ軍と自由シリア軍(FSA)の地上部隊は、東部(アザズ付近)、北部(ブルブル地区)、西部(ハルビラール)から侵攻
  • FSAは、東部国境付近のディクマタッシュ村を占領

クルド人民防衛隊(YPG)の動き

  • クルド人民防衛隊(YPG)は、東部(アザズ付近)、北部(ブルブル地区)、西部(ハルビラール)の前線で自由シリア軍と交戦
    西南部のジンデレ地区にあるハッジ・イスカンダル村では、砲撃で装甲車両を破壊した模様。
  • YPGは、南側の反政府勢力支配地域にあるアトメ避難民キャンプへ3発の砲撃を実施。この攻撃により、女児1名が死亡、複数名が負傷したと報道されている。

  • 「オリーブの枝(トルコ政府によるアフリン作戦の呼称)」アフリン作戦室は、北部(ブルブル地区)での前線で、クルド人民防衛隊(YPG)が化学兵器である塩素ガスを使用したと発表。この攻撃で、FSA戦闘員20名が負傷し、うち7名が危篤状態であると発表。この声明に対し、YPGは、塩素ガスによる攻撃は行っていないと発表。代わりに、「トルコ軍が化学兵器を使用したところ、自由シリア軍に(誤って)攻撃した」との発表。
  • クルド人民防衛隊(YPG)戦闘員が、民間人(男性)に対し機関銃を連射し射殺しているところを撮影したとされる映像が出回った。この事件について、クルド民主軍(SDF)は、捜査を開始するとし、容疑者をつきとめ司法当局へ差し出す、との声明を出した。

その他

  • アフリンの病院は、1月20日から2月5日までの期間、病院が受け入れた負傷者数(130名が死亡、194名が負傷)を発表。
  • 国連(UNITAR)は、東グータ地域の建物の損壊状況に関する分析データを公開した。損壊は、西部(ジャバル地区、アルマアムニエ)と北部(アルビン)に集中していることが分かる。
  • オックスファムは、シリアのアフリン地域での戦闘により、5,000人以上の住民が住む場所をなくしていると発表。アフリン地域から逃げようとした家族は、戦闘員から「退出費(exit fee)」として、車1台あたり100ドルの支払いを求められたとの報告もある。
  • REACHは、シリアの「包囲された地域」の状況に関する報告書を発表した。調査結果から、2017年12月から2018年1月までの間、「包囲された地域」34ヶ所のうち2ヶ所でしか人道支援が行われていないことが分かった。
  • 国連は、アフリンでの戦闘により、380世帯がアレッポ市へ避難したと発表した。その他の住む場所をなくした世帯は、アフリン地域内で避難生活を送っている。

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