※2月15日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映
東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部の状況
イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部の状況
- まとめ:イドリブ県では、政府軍による空爆が再開された。東部では、政府軍-反政府勢力間の戦闘は報告されておらず、前線に動きはない。南東部では、イスラム国が一掃されたことから、戦闘は発生していない。
15日朝、トルコ軍車列がイドリブ県入りした。マアラット・アンヌマンでの新たな監視所設置が目的であると見られている。マアラットアンヌマンは、南部に位置する大きな街であり、政府軍による激しい空爆を受けてきた。この動きにより、同地域での攻撃は減るものと思われる。
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- シリア政府軍/ロシア軍は、過去24時間で、少なくとも5件の空爆を行った。
– イドリブ県ハス市での空爆では、外科病院が破壊された。
– イドリブ県マアラット・フルマ市への空爆では、民間人3名が死亡、7人が負傷した模様。
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- 過去24時間、反政府勢力-政府軍/イスラム国の戦闘は行われていない。
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- 15日朝、トルコ軍車列がイドリブ県入りした。マアラット・アンヌマンでの新たな監視所設置が目的と見られている。トルコ軍の監視所は、1)イドリブ県とアフリン地域の境界に3ヶ所、2)イドリブ県とアレッポ県の県境に2ヶ所に設置されている。
マアラットアンヌマン市に加え、その東側にも新たに監視所が設置される模様。
東グータ地域の状況
- まとめ:過去24時間、少なくとも2件の砲撃が行われた模様。ジョウバール地区への砲撃では、民間人1名が死亡している。前線での衝突は殆ど報告されておらず、前線に大きな動きはない。14日、人道支援物資を積んだトラックが、南部(マルジ地区)から入域した模様。
- 反政府勢力の一派(ファイラック・ラフマン)は、政府軍が、ジョウバール地区へ潜入するために建設した地下トンネルを破壊したと発表した。
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