東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部の状況(3月11日時点)

※3月11日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映

東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部の状況

写真:シリアで生活するパレスチナ難民の家族。
シリア国内では、43万人のパレスチナ難民が支援を必要としている。
©UNRWA/Taghrid Mohammad.

イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部の状況

まとめ:

  • 露/シリア政府軍は、イドリブ県西部と南部の市街地に対し空爆を実施。
    南部カフルサジナ村への空爆では、民間人8名が死亡した。
  • イドリブ県東部では、反政府勢力支配地域に対し、親シリア政府組織が砲撃による攻撃を行った。
  • 過去24時間、ハマ県北部とイドリブ県東部の前線では、政府軍と反政府勢力間の衝突は発生していない。
  • 過去24時間、イドリブ県北部では、元ヌスラ戦線(HTS)と反政府勢力間(JTS)間の衝突は発生していない。

地図:イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部(2018年1月末時点)
Derived from work by MrPenguin20, distributed under a CC BY-SA 4.0 license.

東グータ地域の状況

まとめ:

  • 過去24時間、露/シリア政府軍は、東グータの全地域で大規模な軍事作戦を継続した。
  • 政府軍は、ミスラバ市を占領し、南北を結ぶ幹線道路を寸断した。
  • 3月10日、反政府勢力戦闘員13名が東グータから撤退。イドリブ県へ移動したと報道されている。
  • 記事:3月8日、国境なき医師団(MSF)は、東グータの被害状況を発表。2月18日から3月3日の13日間で1,005人が死亡、4,829人が負傷(1日当たり71人が死亡し、344人が負傷)。MSFが支援する医療施設20施設からの聞き取り調査を基に集計。他の医療施設が受け入れている死傷者数を考慮すると、実際の死傷者数は更に多いとしている。
  • 現在まで、シリア政府が設置した“人道的回廊”から避難した民間人はいない。避難用の検問所は北部と南部に設置されている。

地図:東グータ地域(2014年2月27日時点)
Created by MrPenguin20, distributed under a CC BY-SA 3.0 license

スポンサーリンク:
1日あたり150円の支援で途上国の子供たちに希望を

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
レクタングル(大)広告

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告