※2月27日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映
アフリン地域の状況
まとめ:
- トルコ軍/自由シリア軍(FSA)は、アフリンでの軍事作戦を継続した。
- FSAが優位に戦闘を進め、西側と南西側の支配地域を繋げた。これにより、FSAは、アフリンを取り巻く全てのトルコ国境地帯を制圧した。
- トルコ軍は、ジャンダリス市へ特殊部隊を配置した。
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- アフリンの勢力図(最新)の地図は、こちらの記事(Anadolu Agency)がわかりやすいです。
トルコ軍の動き
- 過去24時間、トルコ軍は、少なくとも2ヶ所(ブルブル地区南部の前線、ジャンダリス市)での空爆を実施した。
自由シリア軍の動き
- トルコ軍/自由シリア軍(FSA)は、西部(ラジュ地区)と南西部(ジャンダリス地区)でクルド人民防衛隊(YPG)と地上戦による戦闘を行った。
- FSAは、YPGとの激しい戦闘の後、ハルマンルク村などを制圧し、西部と南西部の占領地域を繋げた。
- これにより、トルコ国境沿い(アフリンの周縁部)の全域を、トルコ軍/FSAが制圧したことになる。
※アフリンへの補給路は、シリア政府側からの経路のみとなる。
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- 過去24時間、FSAは、以下の地域を新たに占領した。
– 西部にて、ハルマンルク村を占領
– 西部にて、シナラ村とアンカレ村を占領
クルド人民防衛隊(YPG)の動き
- クルド人民防衛隊(YPG)は、地上戦で劣勢に立っており、トルコ軍/FSAにより、占領地域を奪われている。
その他
- 2月26日、露大統領は、人道目的の攻撃の停止を指示した。2月27日から、毎日5時間(現地時間の午前9時から午後2時)、戦闘を停止するとのこと。また、”人道的回廊”を設置し、民間人の避難を許可するとしている。同”回廊”は、支援などの人道介入のために設けられる非武装化された地域の呼称。
シリア政権軍の空爆で多数の犠牲者が出ている首都ダマスカス近郊の反体制派支配地域、東グータについて、同政権を支援するロシアが26日、毎日5時間の停戦を指示した。東グータでは25日に化学兵器の塩素ガスが使われたとの情報もある。 - (1/2)
- トルコ政府は、アフリン作戦を開始した1月20日以降、クルド人民防衛隊(YPG)戦闘員2,083名の”テロリスト”を”制圧した”発表した。
※この人数には、投降した、捕虜となった、または殺された戦闘員が含まれる。
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