東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部、アフリン地域の状況(4月28日時点)

※4月28日15時(シリア現地時間)から過去24時間の動きを反映

東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部、アフリン地域の状況

イドリブ県、ハマ県北部の状況

まとめ:

  • 露/シリア軍は、ハマ県北部の村に対し空爆と砲撃による攻撃を継続した。負傷者に関する情報は報じられていない。
  • シリア人権監視団:イドリブ県では、元ヌスラ戦線(HTS)と反政府勢力が捕虜の交換を行った。それぞれ、HTSが25名、JTSが21名の捕虜を解放した。2月20日以降、両勢力間の戦闘が激しくなり、4月25日に休戦について合意した。同人権監視団は、両勢力の衝突で民間人430名が犠牲になったとしている。(参考

  • イドリブ県カンシェクン市では、新たに反政府勢力(ジェイシュ・アル・イッザ)戦闘員1名が暗殺された。主犯は不明。これで、4月26日以降、イドリブ県で暗殺されたのは27名に上る。(参考

    ※主犯は明らかになっていないが、組織的な暗殺を実行しているのは明らか。HTS-JTSが休戦合意に至ったが、イドリブ県にはイスラム国関連組織(ジュンドル・アクサ)のシンパが多く、不安低要素が残る。今後も、散髪的に同様の暗殺行為が発生するでしょう。

地図:イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部(2018年1月末時点)
Derived from work by MrPenguin20, distributed under a CC BY-SA 4.0 license.

東グータ地域の状況

まとめ:

  • 4月26日、露政府が開催した会議の詳細記事。
    少年や医師が証言した際の動画も纏まっていますので、参考になると思います。(参考

    ※証言者の置かれている環境から、まともな証言が出来る訳がないと考えています。

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  • シリア軍は、首都ダマスカス南部の包囲地域(ヤルモック)での軍事侵攻を継続。空爆と砲撃による激しい攻撃を続けている。政府軍の地上部隊は、西部と南部から侵攻し、一部地域を制圧した。イスラム国は、反政府勢力が支配する東部へ侵攻し”日本”病院を制圧。
    イスラム国の東部への侵攻は、今後も続くと考える。
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  • 2016年と2017年時点で、シリアの人道支援ニーズを比較した地図。シリア全土で、支援ニーズが著しく上がったことが分かる。(参考
  • シリアの地域別の戦闘行為の激しさを表した地図(国連:2017年度)。東グータ、イドリブ県、ダラァ県など、反政府勢力の支配地域での攻撃が激しかったことが分かる。特に、政府軍に包囲されていた東グータ地域では、2017年時点で、激しい爆撃が行なわれていたことが分かる。(参考
  • 避難者の流入により、支援ニーズの増加度合いを表した地図(国連:2017年)。シリア北部を中心に、避難者の流入に伴い、基礎サービスの需要に追いついていない自治体が増えていることが分かる。(参考

地図:東グータ地域(2014年2月27日初版作成)
Created by MrPenguin20, distributed under a CC BY-SA 3.0 license

アフリン地域の状況

  • 過去24時間、アフリン地域では、戦闘行為は行なわれておらず、前線に動きはない。
    4月28日時点で、タルリファート地域はクルド人民防衛隊(YPG)と親シリア武装組織(NDF)が支配している。
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  • 4月27日、シリア北部ジャラブルス市では、燃料を積んだタンカーが爆発した。当初、仕掛け爆弾による爆発だったとの報道があったが、事件の詳細は明らかになっていない。主犯は不明。(参考

地図:アフリン地域(2018年1月21日作成)
map created by MrPenguin20, distributed under a CC BY-SA 4.0 license.

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