※3月15日午前11時(シリア現地時間)から過去24時間の動きを反映
東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部の状況
イドリブ県、ハマ県北部の状況
まとめ:
- 露/シリア政府軍は、イドリブ県南部と、ハマ県北部の前線にて複数の空爆と砲撃による攻撃を行った。
- 14日、反政府勢力11組織(ジェイシュ・イッザ、ジェイシュ・アル・アハラル、JTS等)は、「グータのための怒り(”Anger for Ghouta”)」と称した軍事作戦を開始し、ハマ県北部の政府軍支配地域へ侵攻した。現在まで、政府軍との激しい攻防が続いており、民間人も犠牲となっている。
- 過去24時間、元ヌスラ戦線(HTS)と反政府勢力間(JTS)間の衝突は発生していない。
東グータ地域の状況
まとめ:
- 過去24時間、露/シリア政府軍は、東グータの全地域で大規模な軍事作戦を継続した。
- 政府軍は、南部の市街地に対する砲撃・空爆・地上戦での攻撃を更に強め、市街地は壊滅的な被害を受けている。また、政府軍は無差別的な攻撃を続け、引き続き、多くの民間人が犠牲となっている。
- ドゥマ地区での空爆件数は減っているものの、地上軍の侵攻は続いている。
- 14日、住民25名がワフィディーン検問所から退避した。緊急的な治療が必要な患者とその家族であると報じられている。患者は、シリア・アラブ 赤新月社(SARC)により、首都ダマスカス北東部のドウィエル地区へ移送され治療を受ける模様。シリア政府は、ドウィエル地区に東グータからの避難者用のキャンプを設置し、同キャンプで支援サービスを提供しているとしている。(記事)
- 14日、トルコ外相と露外相は会談し、東グータ地域の現状について意見を交わす予定。(記事)
・過去24時間、東グータの被害状況は以下の通り。
※全ての被害が報道されている訳ではないため、実際の被害者数はもっと多い
– グータ全域で、民間人52名が死亡
– アルビン市への攻撃で、民間人9名が死亡
・過去24時間、政府軍と親シリア政府武装組織は、以下の地域を占領した。
– 南東部の元シリア軍基地
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