※3月28日午前11時(シリア現地時間)から過去24時間の動きを反映
東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部の状況
イドリブ県、ハマ県北部の状況
まとめ:
- 露/シリア政府軍は、イドリブ県南部で複数の空爆を実施。マラァ市付近にある避難民キャンプにも空爆が行なわれた。焼夷弾が使用され、キャンプで火災が起きているとの報道もある。また、前線にある街では、政府軍による砲撃が行なわれた。ムカヤール村では、政府軍による砲撃の被害を受け女性が亡くなった。
- イドリブ県北部では、反政府勢力(JTS)と元ヌスラ戦線(HTS)間での散発的な衝突が続いている。
- アレッポ市西部では、自由シリア軍が政府支配地域へ浸透攻撃を行った。
東グータ地域の状況
まとめ:
- 東グータ南部からは、新たに避難者を乗せたバスが出発した。避難者は、シリア北部イドリブ県移送される。
- 過去24時間、露/シリア軍は、東グータのドゥマ地区市街地への激しい攻撃を継続した。
- シリア政府は、ドゥマ地区に対し、大規模な軍事作戦を準備している模様。シリア軍は、反政府勢力がドゥマ地区からの撤退について合意しないのであれば、大規模な軍事作戦を開始するとしており、「ここ2日が“最終的“(な段階)になる」と伝えている。ドゥマ地区南西部には戦車数十台が配置されている。
反政府勢力は、和解交渉について、露政府からの回答を待っていると伝えている。反政府勢力は、ワフィディーン避難民キャンプで露政府と会い、武器を捨てた状態で、元ヌスラ戦線(HTS)がいるシリア北部イドリブ県へ撤退することを懸念しており、ドゥメイル地区への撤退を希望しているとの報道がある。ドゥメイル地区は、東グータの北東部に位置しており、反政府勢力が支配する”包囲“された地域にある。(参考1,参考2)
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