※3月18日午前11時(シリア現地時間)から過去24時間の動きを反映
アフリン地域の状況
まとめ:
- トルコ軍と自由シリア軍は、アフリン市での軍事作戦を開始した。3月18日10時半頃、FSAは、アフリン市中心部を制圧した。
- トルコ軍と自由シリア軍は、アフリン地域の西部と南西部で大規模な軍事作戦を継続。過去24時間で、両勢力は新たに15村を占領した。
- シリア人権監視団(英国拠点)は、過去数日で、15万人以上がアフリン市内から避難したと発表。アフリン地域行政官は、アフリン市から避難した住民は、他のクルド勢力支配地域へ移動しているとしている。一部避難者は、政府軍支配地域へ避難している。(参考)
- シリア政府は、アフリン地域からの避難者の流入を防ぐため、アレッポ市の入域点を閉鎖した。避難者は、北西部(ノブル、ザハラ市)にある避難者用キャンプでの居住を強要されている。
トルコ軍の動き
- 3月18日、トルコ軍と自由シリア軍(FSA)は、アフリン市での地上戦を開始し、同日午前10時半ころ制圧した。
自由シリア軍の動き
- 3月18日午前、FSAの地上部隊は、アフリン市内へ侵攻。
- アフリン市の東部と西部から侵攻し、3月18日10時半頃、アフリン市中心部を制圧した。クルド人民防衛隊(YPG)は、アフリン市を明け渡したため、アフリン地域を制圧したことになる。
- FSAの侵攻により、アフリン市とアフリン地域北西部を繋ぐ幹線道路は遮断された。
- FSAは、西部では8村、南西部では7村を占領した
*
- 過去24時間、FSAは、以下の地域を占領した。
– 西部のアミリヤ村、ショラン村、シュルカン村、ジャタルカボ村、シークオバシ村、アインアルハガルカベル村、アルサギルムラ、ウム村
– 南西部のタタラ村、ジャカリル村、バティハルタンリ村、アシュカンシャルキ村、ジャカリアウム村、カルタニガルビ村、ティグリス村
クルド人民防衛隊(YPG)の動き
- クルド人民防衛隊(YPG)は、トルコ軍及びFSAと地上戦で交戦した。
- アフリン地域北西部では、アフリン市からの輸送経路遮断されており、多くの地域をFSAに占領された。
3月18日、アフリン市では本格的な地上戦が始まったが、戦闘開始から数時間でFSAに占領された。
その他
- 3月18日、トルコ大統領はアフリン市を制圧したと発表した。 トルコ系メディアによると、地上部隊は、18日5時頃、アフリン市の東部と西部から侵攻を開始した。アフリン市中心部に達するまで、YPGによる反撃はなかったとしている。(参考)
- トルコ政府系メディア(AA):トルコ政府は、アフリン作戦を開始した1月20日以降、クルド人民防衛隊(YPG)戦闘員3,603名の”テロリスト”を”制圧した”と発表した。※この人数には、投降した、捕虜となった、または殺された戦闘員が含まれる。(参考)
スポンサーリンク:
1日あたり150円の支援で途上国の子供たちに希望を