※3月9日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映
アフリン地域の状況
まとめ:
- トルコ軍と自由シリア軍は、アフリン地域の北部(ブルブル地区東側)、西部(ラジョ地区)と南西部(ジャンダリス市近郊)で軍事作戦を継続した。
- 3月8日、自由シリア軍は、激しい地上戦の末、南東部でジャンダリス市を占領した。北部でも大きく勢力圏を広げており、アフリン市の6km圏内まで侵攻している。
- 前線が近づいていることから、アフリン市から数百人の住民が避難した。
- 過去24時間、シリア民主軍(SDF)のアフリン入りについては報道されていない。
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- アフリンへの越境地点が限られるため、シリア民主軍(SDF)がアフリン入りする場合、国民防衛隊(NDF)がアフリン入りした際と同様に、トルコ軍の集中的な空爆を受けることになる。そのため、現況でのSDFのアフリン入りは難しいと考える。
- 今後、トルコ軍と自由シリア軍は、メナフ空軍基地とアフリン市に向かって進軍する。これに伴い、クルド人民防衛隊も、戦闘員をアフリン市へ集結させることになる。引き続き、トルコ軍に優位な状況で戦闘が進めば、来週中には、アフリン市で地上戦が行なわれる可能性が高い。
トルコ軍の動き
- 過去24時間、トルコ軍は北部(ブルブル地区東側)と南西部(ジャンダリス市)で空爆を行い、自由シリア軍の進軍を支援した。
自由シリア軍の動き
- トルコ軍と自由シリア軍(FSA)は、北部(ブルブル地区東側)で勢力圏を広げ、アフリン市に6km地点まで迫っている。
- 3月8日、トルコ軍特殊部隊とFSAの地上部隊は、ジャンダリス市で激しい地上戦による戦闘を行い、同市を占領した。
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- 過去24時間、FSAは、以下の地域を占領した。
– 南東部のジャンダリス市
– 西部(ラジュ近郊)のアスワド監獄
– 北部のマフラック・アルジャッド村
– 北部のシャワガット村、シャバルガ・エルコズ村、ムラサット・アルカティブ村
– 北部のハルビ・カビル村、サギル村
クルド人民防衛隊(YPG)の動き
- クルド人民防衛隊(YPG)は、FSAと激しい戦闘を続けているが、地上戦で劣勢に立っている。
その他
- トルコ系メディア(AA):トルコ政府は、アフリン作戦を開始した1月20日以降、クルド人民防衛隊(YPG)戦闘員3,149名の”テロリスト”を”制圧した”発表した。※この人数には、投降した、捕虜となった、または殺された戦闘員が含まれる。(記事)
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