東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部の状況(2月27日時点)

※2月27日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映

東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部の状況

写真:シリアで住む場所を失った兄弟。
避難先のアパートには、ドアや扉、ましてや電気もない。
Photo credit: WFP/Hussam Al saleh

イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部の状況

まとめ:

  • 過去24時間、元ヌスラ戦線―反政府勢力が、少なくともイドリブ県の9ヶ所で衝突した。反政府勢力が支配地域を広げている。
  • 同期間、シリア政府軍は、ハマ県北部の2ヶ所で空爆を実施した。この攻撃により、民間人に死傷者が出ている。
  • 反政府勢力の一派は、政府軍支配地域のハマ市を砲撃した。

  • イドリブ県の9ヶ所にて、ハイアット・タハリル・アルシャム(HTS:主にヌスラ戦線戦闘員により構成される)とジャバハット・タハリル・シリア(JTS:アハラール・アルシャムとヌルアルジンキが合流した組織)が衝突した。

  • JTSが優勢に立っており、過去24時間、以下の地域を新たに占領した。
    – 北西部にて、カー村、アトメ村、サルワ村などを占領し、アフリン地域との経路を確保した。
    – 北部にて、ジャバル・アル・シーク村と3村を占領
    – 東部にて、カフル・ナシ村を占領
    – 南部にて、カフランベル村を占領

地図:イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部(2018年1月末時点)
Derived from work by MrPenguin20, distributed under a CC BY-SA 4.0 license.

東グータ地域の状況

まとめ:

  • 過去24時間、シリア政府軍は、東グータ地域に対する軍事作戦を継続した。
  • 空爆は、市街地を標的として行われている。また、地上戦による侵攻も続けている。
  • 反政府勢力の一派(ファイラック・アル・ラフマン)は、露政府が提案した”人道的回廊”は、強制移住を強いるものだと批判した。

  • シリア政府軍/親政府武装組織の地上部隊は、西側(ハラスタ地区)から侵攻し、一部地域を制圧した。

地図:東グータ地域(2014年2月27日時点)
Created by MrPenguin20, distributed under a CC BY-SA 3.0 license

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