アフリンの状況(2月28日時点)

※2月28日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映

アフリン地域の状況

シリアからの避難者が生活する難民キャンプの様子。
@レバノンのベッカー高原。
Photo credit: Pekka Tiainen, EU/ECHO

まとめ:

  • アフリン地域での衝突件数は大きく減少したが、トルコ軍は侵攻を続けている。
  • 戦闘の前線に大きな動きはない。
  • トルコ軍は、ジャンダリス市に対し、激しい砲撃を行った。
  • クルド人民防衛隊(YPG)は、北部の一部地域を奪回したが、地上戦で劣勢に立たされている。

地図:アフリン地域(2013年6月時点)
map created by Mouradi, distributed under a CC BY-SA 3.0 license.

トルコ軍の動き

  • 過去24時間、トルコ軍は、ジャンダリス市に対し、空爆と激しい砲撃により攻撃した。
    ジャンダリスを制圧するには至っていない。

自由シリア軍の動き

  • トルコ軍/自由シリア軍(FSA)は、西部(ラジュ地区)でクルド人民防衛隊(YPG)と地上戦を行った。
    ※ 28日、トルコ国境沿い(アフリンの周縁部)の全域を、トルコ軍/FSAが制圧した。このことにより、アフリン中心部への補給路は、シリア政府側からの経路のみとなった。

  • 過去24時間、FSAは、以下の地域を新たに占領した。
    – 西部にて、アンカレ村とシナラ村を占領した

クルド人民防衛隊(YPG)の動き

  • クルド人民防衛隊(YPG)は、北部(ブルブル地区)と西部(ラジュ地区)にあるFSA支配地域に対し、主に対戦車ミサイルによる攻撃を行った。また、YPGは、北部にて、オメラ村を奪回した。

その他

  • コバ二南部の軍事基地に、米国主導の”有志連合”の陸軍総司令官が到着した(記事)。同基地は、シリア民主軍(主にクルド武装勢力で構成)の支配地域に位置している。
  • 英外相は、シリア政府による化学兵器の使用が証明された場合、米軍の空爆に参加する可能性があると発言した。
  • 化学兵器禁止機構(OPCW)は、東グータ地域での化学兵器の使用について、調査を開始することを発表した。

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