アフリンの状況(2月8日時点)

※2月8日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映

アフリンの状況

レバノン(ベッカー高原)にあるシリア難民キャンプの様子。
写真から、避難先での厳しい生活環境が見て取れる。欧州連合(EU)が支援を行っている。
Photo credit: Pekka Tiainen, EU/ECHO

地図:アフリン地域(2013年6月時点)
map created by Mouradi, distributed under a CC BY-SA 3.0 license.

トルコ軍の動き

  • 前日に続き、トルコ軍による空爆は殆ど行われなかった模様。砲撃と地上戦が中心の衝突が続いている。
    ※イドリブ県でロシア軍機が砲撃で墜落する事件があったが、この事件を受け、ロシア軍がアフリン上空を飛行禁止としたのではないかとの噂話が出ている。
  • トルコ軍は、南部のジャンダリス村近郊に対し砲撃を行った

自由シリア軍の動き

  • トルコ軍と自由シリア軍(FSA)の地上部隊は、主に北部(ブルブル地区)で地上戦を実施。
    その他の地域では、地上戦による衝突は殆ど行われなかった模様。
  • 自由シリア軍は、北部(ブルブル地区)でシェイク・コルズ村を含め3村を占領。
    また、戦略上の要所である「ハウィズの丘」を占領

クルド人民防衛隊(YPG)の動き

  • クルド人民防衛隊(YPG)は、北部(ブルブル地区)で自由シリア軍と交戦。地上軍に対し、対戦車誘導ミサイル(ATGM)を使用した砲撃が中心の攻撃を行った
  • 自由シリア軍が占領していたブルブル地区のシェイク・コルズ村を一時奪回。トルコ軍のAEC装甲指揮車が残されていた
  • YPGは、南西部(ジャンダリス地区)で、トルコ軍装甲車に対し対戦車誘導ミサイル(ATGM)による砲撃を行った。
  • YPG司令官は、「(これまで)トルコ軍は一切軍を進めることができていない」と発言した。

その他

  • 国連は、アフリンでの戦闘により、「1月20日以降、約15万人がアフリン地域内で住む場所を失っている」と発表した。3つある出口点(exit popint)が全て塞がれており域外に出れないため、避難者はアフリン中心部に向かって逃げているとのこと。
  • トルコ外相は、イラン訪問中、「オリーブの枝」作戦についてイラン大統領らと協議することを発表した。イラン政府が、アフリン地域での”反テロ作戦”を止めるように依頼したことを受けて。
  • ロシア政府は、「ヌスラ戦線がシリアの”不安定化の元”だ」と発言した。ロシア軍機がハイアット・タハリルアルシャム(HTS)によって撃ち落とされ亡くなった事件を受けての発言
  • ロシア政府は、「三国間(トルコ・イラン・ロシア政府)協議を行う可能性を”排除しない”」と発言した。
  • イスラエル軍は、首都ダマスカス近郊にあるジャムラヤ研究センターに対して空爆を行った。イスラエル系メディアは、「同施設は”化学”軍事施設であり、アサド政権が兵器開発や、非従来的な武器(化学兵器も含む)の開発を行っているようだ」と報道

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