東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部の状況(2月8日時点)

※2月8日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映

東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部の状況

レバノン(ベッカー高原)にあるシリア難民キャンプの様子。
避難先で厳しい生活環境が見て取れる。欧州連合(EU)資金で支援が行われている。
Photo credit: Pekka Tiainen, EU/ECHO

イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部の状況

  • シリア政府軍は、イドリブ県中部とハマ県北部で激しい空爆を実施。東部の前線では、反政府勢力が政府軍に対し、大規模な地上戦を開始。「侵略者の撃退」という作戦名が付けられた。トルコ軍使節団は、イドリブ県の軍事拠点及び主要都市を視察。
  • 政府軍による空爆は、イドリブ県中部の幹線道路(M5高速道路)沿いの都市(サラケブ市、マアラット・アンヌマン市)を中心に多数の空爆が行われた
  • マアラット・アンヌマン市街で複数の空爆が行われ、民間人10名が死亡した。

  • ハマ県北部の前線付近にある都市(ラタメナ市、カフル・ジータ市)でも、街の中心部に対し空爆が行われた

  • イドリブ県東部の前線では、ハイアット・タハリルアルシャム(HTS)が、砲撃と自動車爆弾による自爆攻撃などにより、政府軍と交戦
  • 東部アジャズ村付近でも、激しい戦闘が続いており、親政府軍勢力の戦闘員が反政府勢力により拘束された

  • トルコ軍は、イドリブ県のサラケブ市とタフタナズ旧空軍基地訪問した。
  • アフリン経由での燃料輸送のための旧経路(アフリンーイドリブ)がYPGにより遮断されたため、トルコ側からイドリブ県へ燃料が輸送された。

  • 国連は、イドリブ東部での戦闘により、少なくとも30万人が住む場所を失ったと発表した。

地図:イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部(2018年1月末時点)
Derived from work by MrPenguin20, distributed under a CC BY-SA 4.0 license.

東グータ地域の状況

  • シリア政府軍は、東グータ地域全域で激しい空爆を実施。この空爆により、多数の民間人が亡くなっている。政府軍と反政府勢力の間での地上部隊の衝突は殆どなかったため、前線に大きな動きは見られない。
  • シリア政府軍は、東グータ地域の北部(ドゥマ地区)、西部の前線付近(ヒルスタ地区、イルビン地区、ザマルカ地区)と中部(バイト・シワ市)で多数の空爆を行った。
    これらの空爆により、少なくとも民間人34名が亡くなっている。(アル・ジャジーラ)

地図:東グータ地域(2014年2月27日時点)
Created by MrPenguin20, distributed under a CC BY-SA 3.0 license

スポンサーリンク:
1日あたり150円の支援で途上国の子供たちに希望を

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
レクタングル(大)広告

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告