※3月5日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映
アフリン地域の状況
まとめ:
- トルコ軍と自由シリア軍は、アフリン地域の北部、西部、南西部にて、大規模な軍事作戦を継続した。両勢力は、優位に戦闘を進めており、全ての地域で勢力圏を広げた。
- ジャンダリス市では、住民がアフリン作戦について、抗議行動を起こした。
- アフリン保健協議会は、停戦についての安保理決議採択後、アフリン作戦により、民間人33人が犠牲となっていると発表(NRT)。
トルコ軍の動き
- 過去24時間、トルコ軍は北部(ブルブル地区西側)、西側(ラジュ地区)と南西部(シークハディド市付近)の前線で激しい空爆を行い、自由シリア軍の進軍を支援した。
自由シリア軍の動き
- トルコ軍の後援を受け、自由シリア軍(FSA)は、北部(ブルブル地区西側)、西側(ラジュ地区)と南西部(シークハディド市付近)で大きく勢力範囲を広げた。
*
- 過去24時間、FSAは、以下の地域を占領した。
– 北部のバフィリュン山と周辺地域
– 北部のキルクリ村
– 西部のクランリ村、ハリル村、ハジ・ハリル村
– 南西部のアランディル村、ムスタカン村
クルド人民防衛隊(YPG)の動き
- クルド人民防衛隊(YPG)は、FSAと激しい戦闘を続けており、一部地域を奪回したが、地上戦では引き続き劣勢に立っている。
- ジャンダリス市では、住民がトルコ軍によるアフリン作戦について、抗議行動を起こした。
その他
- クルド系メディア(NRT):アフリン保健協議会は、停戦についての安保理決議採択後、アフリン作戦により、民間人33人が犠牲となっていると発表。また、アフリン作戦開始以降、民間人621名(子ども76人、女性83名)が死亡しているとした。(記事)
- トルコ系メディア(AA):トルコ政府は、アフリン作戦を開始した1月20日以降、クルド人民防衛隊(YPG)戦闘員2,668名の”テロリスト”を”制圧した”発表した。※この人数には、投降した、捕虜となった、または殺された戦闘員が含まれる。(記事)
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