アフリンの状況(3月5日時点)

※3月5日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映

アフリン地域の状況

シリアから避難した人々が住む村(トルコ南東部)。
約560万人のシリア難民のうち、約350万人(約62%)がトルコで生活している(資料)。
Photo by: IOM Turkey

まとめ:

  • トルコ軍と自由シリア軍は、アフリン地域の北部、西部、南西部にて、大規模な軍事作戦を継続した。両勢力は、優位に戦闘を進めており、全ての地域で勢力圏を広げた。
  • ジャンダリス市では、住民がアフリン作戦について、抗議行動を起こした。
  • アフリン保健協議会は、停戦についての安保理決議採択後、アフリン作戦により、民間人33人が犠牲となっていると発表(NRT)。

地図:アフリン地域(2013年6月時点)
map created by Mouradi, distributed under a CC BY-SA 3.0 license.

トルコ軍の動き

  • 過去24時間、トルコ軍は北部(ブルブル地区西側)、西側(ラジュ地区)と南西部(シークハディド市付近)の前線で激しい空爆を行い、自由シリア軍の進軍を支援した。

自由シリア軍の動き

  • トルコ軍の後援を受け、自由シリア軍(FSA)は、北部(ブルブル地区西側)、西側(ラジュ地区)と南西部(シークハディド市付近)で大きく勢力範囲を広げた。

  • 過去24時間、FSAは、以下の地域を占領した。
    – 北部のバフィリュン山と周辺地域
    – 北部のキルクリ村
    – 西部のクランリ村、ハリル村、ハジ・ハリル村
    – 南西部のアランディル村、ムスタカン村

クルド人民防衛隊(YPG)の動き

  • クルド人民防衛隊(YPG)は、FSAと激しい戦闘を続けており、一部地域を奪回したが、地上戦では引き続き劣勢に立っている。
  • ジャンダリス市では、住民がトルコ軍によるアフリン作戦について、抗議行動を起こした。

その他

  • クルド系メディア(NRT):アフリン保健協議会は、停戦についての安保理決議採択後、アフリン作戦により、民間人33人が犠牲となっていると発表。また、アフリン作戦開始以降、民間人621名(子ども76人、女性83名)が死亡しているとした。(記事
  • トルコ系メディア(AA):トルコ政府は、アフリン作戦を開始した1月20日以降、クルド人民防衛隊(YPG)戦闘員2,668名の”テロリスト”を”制圧した”発表した。※この人数には、投降した、捕虜となった、または殺された戦闘員が含まれる。(記事

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