※3月3日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映
東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部の状況
イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部の状況
まとめ:
- シリア政府軍は、イドリブ北東部で空爆を行い、民間人に死傷者が出ている。
- 政府軍―反政府勢力間での地上戦は発生していない。
- 反政府勢力は、ハマ県北部の政府軍が管理する検問所に対し、砲撃による攻撃を行った。
- 元ヌスラ戦線(HTS)―反政府勢力間の戦闘は発生していない。
東グータ地域の状況
まとめ:
- 過去24時間、露/シリア政府軍は、東グータへの軍事作戦を継続した。
- 政府軍の地上部隊は、北東部、南東部、西部の前線から侵攻した。
- 地上戦は市街地に対する砲撃と空爆とともに行なわれており、引き続き、民間人に死傷者が出ている。
- これまで、露政府が設置した”人道的回廊”(ワフィディーン越境地点)は、誰も利用していない。
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- 北西部(ハラスタ地区)の侵攻で同地区の約6割を制圧。
- 東部(ナシャビヤ地区)では、同地区の約8割を制圧しており、近々地区全体を制圧するに至る模様
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- シリア政府は、リワ・アル・クッズ(エルサレム旅団)の戦闘員2,000人を東グータへ配置した。同武装組織は、2016年に行われた、アレッポ市の地上戦で重要な役割を果たした。
- これまで、露政府が設置した”人道的回廊”(北部のワフィディーン越境地点)からは、誰も避難していない。2月26日、露国防省は、シリア政府はドワイラ避難地区(アドラ市近郊)で東グータからの避難者を受け入れると発表。同避難地区は、適切な避難施設がなく十分な支援サービスが提供されていない。
- ユニセフ中東地域代表は、東グータドゥマ地区に住む18万人分の支援物資を、3月4日に届けることができるだろうと発表した。また、東グータ全域への支援実施は、すぐには実行できないだろうとした。
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