※5月1日15時(シリア現地時間)から過去24時間の動きを反映
東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部、アフリン地域の状況
イドリブ県、ハマ県北部の状況
まとめ:
- 露/シリア軍は、ハマ県北部に対し砲撃による攻撃を実施。負傷者の情報は報じられていない。
- 5月1日、首都ダマスカス南部の包囲地域(ヤルモック)から撤退した元ヌスラ戦線(HTS)戦闘員がハマ県北部に到着。シリア政府は戦闘員200名としているが、HTSは108名と伝えている。シリア政府との交換条件として、イドリブ県の包囲地域(フォア、カフラヤ)の住民の避難措置が行われている。
東グータ地域の状況
まとめ:
- 検証サイト(bellingcat):4月7日に起きたドゥマ地区での化学兵器攻撃の塩素ガスの致死性について。市販の塩素ガスボンベは100ポンド。その1%分の塩素ガスが、投下されたボンベに含まれていたとして1ポンド(0.454kg)。屋上から徐々に塩素ガスが建物を満たした場合、数分の間に住民を殺すことが出来る、十分な量である。(参考)
- シリア軍は、首都ダマスカス南部の包囲地域(ヤルモック:イスラム国支配)での軍事侵攻を継続。政府軍の地上部隊は、西部と南部からの侵攻を続けている。住民の多くはパレスチナ難民。政府軍の攻撃により、多くの民間人が被害を受けている。
- 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)によると、2018年2月時点で、ヤルモックキャンプには、パレスチナ難民6200名が住んでいる。(参考)
※同時点で、シリア全土で、約5万人のパレスチナ難民が包囲された地域に住んでいる。 - 5月1日、ヤルモック北部(HTSが支配)では、HTS戦闘員約200名がシリア北部へ撤退した。シリア政府との合意に沿い、ヤルモック北部でHTSの捕虜となっていた民間人42名が解放され、アレッポ市近郊(シリア政府領)へ到着した。(参考)
- シリア人権監視団:
「2018年4月は、過去70ヶ月で、最も民間人の死亡者が少ない月だった。
1,370名が死亡し、395名が負傷。
負傷した民間人のうち、子どもが101名」(参考)
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アフリン地域の状況
- 過去24時間、アフリン地域では衝突は起きておらず前線に動きはない。
5月1日時点で、タルリファート地域はクルド人民防衛隊(YPG)と親シリア武装組織(NDF)が支配している。 - 国連(4/24時点):
・アフリンでは、13.7万人が住む場所を失っている。
・約5万人がアフリン地域に残り、約10万人がアフリン郊外で避難生活を送っている。
・避難者の移動は、引き続き制限されている。
・国連は、アフリン地域にアクセスすることが出来ていない、他
(参考)
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