※5月2日15時(シリア現地時間)から過去24時間の動きを反映
東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部、アフリン地域の状況
イドリブ県、ハマ県北部の状況
まとめ:
- 露/シリア軍は、ハマ県北部とイドリブ県西部に対し、空爆と砲撃による攻撃を行った。ハマ県北部アルタマナでは、焼夷弾が使用されたのに加え、カフルジータの病院が被害を受け医者1名が死亡し、医療サービスを提供出来なくなった。(参考)
地上戦は行なわれておらず前線に動きはない。 - シリア人権監視団:
5月1日、イドリブ県南部カンシェクンでは、即席性地雷が爆発する事件があった。反政府勢力(ジェイシュアルイッザ)の車輌を標的とした攻撃だった模様。主犯は明らかになっていない。この爆発による負傷者についての情報はない。(参考)
東グータ地域の状況
まとめ:
- 過去24時間、東グータ関連で新たな情報はない。
- 過去24時間、シリア軍は、首都ダマスカス南部の包囲地域(ヤルモック:イスラム国支配)での軍事侵攻を継続。政府軍の地上部隊は、北部・西部・南部・からの侵攻を続けている。住民の多くはパレスチナ難民。
- 4月30日まで、シリア軍はホムス北部の包囲地域での軍事侵攻を継続。4月30日、シリア軍は、包囲地域内にある簡易病院に対し、ミサイル攻撃と樽爆弾による攻撃を実施。同病院は医療サービスを提供できなくなった。(参考)
- 5月1日、露政府は、72時間以内に武器を引き渡し、包囲地域から撤退することを条件に、反政府勢力(ジャブハット・タハリル・スーリエ)と交渉。同日、地域内の住民がシリア北部への避難を拒否する抗議デモを実施。翌2日、同勢力は撤退条件を拒否。(参考)
- シリア人権ネットワーク(4/28):
・4月14日の米英仏の攻撃後、2週間の間に、シリア/露軍の攻撃で民間人64名(子ども12名を含む)が殺された。
・政府軍による攻撃で62名、露軍による攻撃2名が亡くなった。
・政府軍は、ホムスとダマスカス郊外で、大虐殺の準備をしている。(参考) - シリア人権ネットワーク(5/1):
5月1日、米国主導の連合軍による空爆で、民間人13名(子ども5名、女性3名)が死亡した。連合軍は、ハサケ郊外でイスラム国を標的とした攻撃を行っていた。(参考)
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アフリン地域の状況
- 過去24時間、アフリン地域では衝突は起きておらず前線に動きはない。
5月2日時点で、タルリファート地域はクルド人民防衛隊(YPG)と親シリア武装組織(NDF)が支配している。 - 5月1日、自由シリア軍は、アフリンのジャーナリスト(アハマッド・シャフィア)を拘束した。同ジャーナリストは、過去に不正を報じたことから、シリア政府とクルド人民防衛隊(YPG)にも拘束されたことがある。
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