※2月20日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映
東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部の状況
イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部の状況
- まとめ:過去24時間、イドリブ県東部で、シリア政府軍(SAA)による空爆が1件あった。
SAA/反政府武装勢力(OAG)間での地上戦は行なわれていない。
ハマ県北部ではSAAによる散発的な空爆が行なわれているものの、イドリブ県では、トルコ軍の監視所が設置された後、空爆/地上戦による攻撃件数は大幅に減った。
東グータ地域の状況
- まとめ:過去24時間、東グータ全域に対し、政府軍(SAA)による数十件(数百件との報道もある)の空爆と砲撃による攻撃が行われた。死傷者が多すぎるため、正確な数字はわかっていないが、数百名の民間人が犠牲となっているのは確実である。
SAA/OAG間の地上戦は、ドゥマ北部で行なわれている。
ヒューマンライツ・ウォッチは、SAAの攻撃により、98名以上が亡くなっており、470名が負傷したと発表した。
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- 報道されている、死傷者の数は以下の通り。
集計に含まれない死傷者もいるため、死傷者数はこの数字よりも遥かに多い。
– 東部アル・マルジ地区では、民間人11名が亡くなった
– 南部ジスライン村では、民間人4名が亡くなり、複数の負傷者が出ている
– 南部サクバ村では、民間人14名が亡くなった
– 南部ハムリヤ村では、民間人20名が亡くなった
– 北西部ミスラバ村では、民間人2名が亡くなった
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- BBC:シリア政府軍による砲撃と空爆により、少なくとも、民間人100名(子ども20名を含む)が亡くなり、470名が負傷。重症患者もいるため、死亡者数は更に増える。事実であると確認されれば、2013年に”包囲(兵糧攻め)”が始まってから、2月20日が史上最悪の日になることになる。
- シリア政府軍の第四師団は、東グータ地域での軍事作戦について、同師団の第42旅団が指揮することを発表した。北部ハラスタからドゥマ市に向けて侵攻すると報道されている。
※19日以降、同地域での地上戦による侵攻は始まっている。
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