※2月20日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映
アフリン地域の状況
- まとめ:トルコ軍/自由シリア軍(FSA)による空爆は、西部と東部の前線で少なくとも3件、アフリン市及び周辺地域でも少なくとも3件の空爆が行われた。
北部、西部、南西部の前線でも激しい戦闘が行われ、FSAが占領範囲を広げている。
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- YPGは、アフリンへの政府軍の配置について、シリア政府との合意があったとの報道を否定。トルコ政府広報担当官も、同報道を否定し、シリア政府軍がアフリンへ介入するのであれば”大惨事”になるだろう、と発言。
トルコ軍の動き
- トルコ政府軍は、西部(ジャンダリス地区)の前線と東部(西マレア地域)で、少なくとも3件の空爆を実施。アフリン市中心部と周辺村でも、少なくとも3件の空爆を実施。アフリン-前線間の幹線道路と主要都市が標的となっている模様。
自由シリア軍の動き
- 地上戦での戦闘は、北部(ブルブル地区)、西部(ラジュ地区)、南西部(ジャンダリス地区)で行われた。
– FSAは、北部イキダム村を占領し、トルコ国境地域での占領範囲を大きく広げた。
– FSAは、北部スワイラニ村を占領。
– FSAは、西部フワイカンリ村を占領し、ラジュ村まで2km地点まで迫っている。
– FSAは、南西部キラベ・エルス村、マダヤ村を占領し、南側からジャンダリス村へ迫っている。
クルド人民防衛隊(YPG)の動き
- シリア政府軍(SAA)とクルド人民防衛隊(YPG)との間で、アフリンへのSAA派遣について合意がされたと報道されていたが、20日12時時点で、SAAはまだアフリン入りしていない。
YPGは、SAAの配置について合意があったとの報道を否定している。トルコ政府も同報道について否定している。またトルコ副首相は、SAA兵士がアフリンへ配置された場合、”深刻な結果”をもたらすことになると発言した。
その他
- TASS:ロシア系メディアによると、トルコ大統領とシリア大統領は、電話会談を行い、アフリン地域とイドリブ県への両国軍の派遣について協議した。
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