※4月15日15時(シリア現地時間)から過去24時間の動きを反映
東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部、アフリン地域の状況
イドリブ県、ハマ県北部の状況
まとめ:
- 過去24時間、露/シリア軍は、ハマ県北部に対し砲撃による攻撃を行った。地上戦も行なわれておらず前線に動きはない。
- 4月15日未明、ハイヤット・タハリル・アルシャム(HTS:元ヌスラ戦線により構成)は、反政府勢力を襲撃し、イドリブ県南部の約15村を制圧。激しい戦闘に発展し、住民に負傷者が出ている。攻撃対象となったのは、反政府勢力の2組織(アハラール・アルシャム、スコール・アルシャム旅団)。(参考)
- 仏外相は、シリア軍が反政府勢力が支配するイドリブ県を次の標的とする可能性が高く、人道危機を招く危険性があると警告した。同外相によると、イドリブ県には、現在200万人の住民がおり、国内避難民の多くが避難している。(参考)
東グータ地域の状況
まとめ:
- 4月14日、シリア政府は東グータ地域を完全に制圧したと発表。ドゥマ地区から、全ての反政府勢力(ジェイシュ・アルイスラム)戦闘員が撤退したことを受けての発表。4月15日、ドゥマ地区には、シリア警察が入域した。(参考)
- 米英仏のミサイル攻撃を受けた「科学研究センター」施設の写真が出回っている。写真から、敷地内にある3つの建物が跡形もなく破壊されていることが分かる。場所は、首都ダマスカス郊外。(参考)
- 米国国防総省の広報官は会見で、「( シリアを攻撃する直前から、)露政府による(真実を隠すための)偽情報を拡散する活動が始まった。過去24時間で、露政府のトロール(釣り行為、挑発的な投稿)が通常の20倍になった。米軍は、並行して事実を伝えていく」と発言。(参考)
***以下、米英仏によるシリア攻撃について***
アフリン地域の状況
- 過去24時間、アフリン地域では戦闘行為は行なわれておらず前線に動きはない。
- 4月15日現在、タルリファート近郊は、クルド人民防衛隊(YPG)と親シリア政府武装組織(NDF)が支配している。
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