※2月24日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映
アフリン地域の状況
まとめ:
- 過去24時間で、親シリア政府組織(NDF)の動きは報告されていない。
- クルド人民防衛隊(YPG)指揮官は、タル・リファットの統治をNDFへ移譲したとの報道を否定した。
- トルコ軍による空爆件数は減っているが、自由シリア軍(FSA)は、西部と南西部から激しい地上戦を実施し、占領地域を広げた。
(23日、政府軍はアレッポ市の元YPG支配地域へ入域。数名を拘束した後、退域した模様。逮捕理由は不明。)
トルコ軍の動き
- トルコ軍による空爆は、北部(ブルブル地区)の前線で1件、西部(ラジュ地区)の前線で1件行われた。
自由シリア軍の動き
- 自由シリア軍(FSA)の地上部隊は、西部(ラジュ地区)と南西部(ジャンダリス側)から侵攻しYPGと衝突した。とりわけ、ジャンダリス市周辺では激しい戦闘が続いている。
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- 過去24時間、FSAは、以下の地域を新たに占領した。
– 西部のメスケ村を占領し、東側へ侵攻を継続
– 南西部のアブカブ村、ハジラール村に加え2村を占領した。
※ ジャンダリス市の西側、南側から侵攻を続けており、双方向から攻勢を掛ける模様。同市に通じる幹線道路が遮断される可能性がある
クルド人民防衛隊(YPG)の動き
- クルド人民防衛隊(YPG)は、西部(ラジュ地区)と南西部(ジャンダリス側)でFSAと交戦。
FSA優勢で戦闘が進んでおり、ラジュ市、ジャンダリス市などの地域は守っているものの、後退している - YPGは、東部(アザズ側)のケルジェブリン村に対し、迫撃砲による砲撃を行った
その他
- 過去24時間、親シリア政府組織(NDF)の動きは報じられていない。
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- 23日、ロシア外相は、国連安全保障理事会の停戦決議について、賛成票を投じる準備ができていると発言した。
更に、同外相は、「国連とその同盟国は、決議に”過激派”を含まない(という提案)を拒否した」と述べた。
※ 国連の停戦決議については、別記事にまとめますので、そちらをご参照ください。
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