※2月23日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映
東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部の状況
イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部の状況
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シリア政府軍/ロシア軍は、イドリブ県で少なくとも2件の空爆を行った。
※スルマン監視所設置以降、地上戦は殆ど行なわれていない。
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- ハイヤット・タハリル・アルシャム(HTS:元ヌスラ戦線で構成)は、反政府勢力の一派(アルジンキ)からアレッポ市西部にあるカフルナハ市を奪回した。
東グータ地域の状況
まとめ:
- シリア政府軍/ロシア軍は、北部と南部で、少なくとも数十件の空爆と砲撃による攻撃を行った。
- 国連人道調整官は、東グータについて、数千人の子どもが栄養不良に陥っており、700人の住民が治療のため、即時の域外退避を要すると発表した。
- 北部ドゥマ地区で、シリア政府は、住民の避難のために越境地点が設置されたことを伝える地図付きのチラシを空から撒いた。
※政府軍/親政府組織の対応を信用できないため、域外退避を決断する住民は少ないと考える。とりわけ男性は、拘束または処刑されるリスクが高い。
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- 過去24時間の被害状況は以下の通り。
※全ての被害が報道されている訳ではないため、実際の被害者はもっと多い
– 北部ドゥマ地区の攻撃により、13名が亡くなった
– 過去3日間で、国境なき医師団(MSF)が支援する病院13棟が破壊された
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- シリア人権監視団:東グータへの激しい攻撃が始まってから6日目に入った。これまで、420人が亡くなっている。
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