アフリンの状況(2月14日時点)

※2月14日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映

アフリン地域の状況

ラニア先生とシャハッドさん(7歳)。
レバノンのベッカー高原にあるコミュニティセンター(支援団体が運営する公民館の様な施設)にて。
NRC/ Sam Tarling

地図:アフリン地域(2013年6月時点)
map created by Mouradi, distributed under a CC BY-SA 3.0 license.

トルコ軍の動き

  • まとめ:過去24時間で、北部や西部の前線及びアフリン市に対し、少なくとも7件の空爆と砲撃が行われた。北部と南西部では、トルコ軍/FSA-YPG間で、激しい地上戦が行われ、FSAが占領地域を拡大。トルコ大統領は、サウジ国王と電話会談を持ち、アフリン作戦について協議した。

  • トルコ軍は、北部(ブルブル地区)、西部(ラジュ地区)、南西部(ジャンダリス地区)の前線と、アフリン市中心部に対し空爆と砲撃による攻撃を行った。
    – ジャンダリス市付近の空爆では、2人の子供が亡くなっている
    – アフリン市での砲撃では、アフリン病院が被害を受けた模様で、1名が死亡、複数名が負傷している。また、同砲撃により、民間人1名が亡くなっている。

自由シリア軍の動き

  • トルコ軍と自由シリア軍の地上部隊は、北部(ブルブル地区)と南西部(ジャンダリス地区)の前線で激しい戦闘を行った。
    – FSAは、北部でサランジク村及び周辺地域を占領し、占領地域を広げている
    – FSAは、南部でアルチャリ村及び周辺地域を占領し、ジャンダリス市へ1km地点まで迫っている。

クルド人民防衛隊(YPG)の動き

  • クルド人民防衛隊(YPG)は、北部(ブルブル地区)と南西部(ジャンダリス地区)の前線でFSAと交戦。YPGは劣勢であり、占領地域を失っている。

  • 政府軍支配地域のシークマクスッドで、アフリンでの戦闘で亡くなったYPG戦闘員の葬儀が行われた。

その他

  • (BBC)フランス大統領は、シリア政府による化学兵器使用を確認された場合、「フランスは攻撃する」と発言した。
  • 米国CIA長官は、トルコ軍によるアフリン作戦は、”駐留米軍のリスクを高め”反イスラム国作戦を”複雑化させる”、として懸念を表した

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