東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部の状況(3月31日時点)

※3月31日午前11時(シリア現地時間)から過去24時間の動きを反映

東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部の状況

イドリブ県、ハマ県北部の状況

まとめ:

  • 過去24時間、露/シリア政府軍は、イドリブ県中部・南部・西部とハマ県北部で空爆による攻撃を実施した。イドリブ県マアルベレット村に対する攻撃では、民間人に負傷者が出ている。
  • イドリブ県中部サラケブ市では、住民がトルコ軍の駐留を求める抗議デモを行った。
  • ハマ県北部カラートアルマディク市には、新たに東グータからの避難者を乗せたバスが到着した。
    ※ 東グータからSNSで発信していた女の子(@Noor_and_Alaa)も、イドリブ県へ到着したようですね。

地図:イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部(2018年1月末時点)
Derived from work by MrPenguin20, distributed under a CC BY-SA 4.0 license.

東グータ地域の状況

まとめ:

  • 東グータ南部からは、住民と戦闘員の退避が続いている。避難者は、ハマ県北部の前線付近へ移送されている。
  • シリア政府は、東グータ南部(イルビン、カフルバトナ、アインタルマ地区)への人道支援物資を積んだトラックの往来を許可した。南部では、多くの民間人と戦闘員がイドリブ県へ避難している。
  • 露軍は、反政府勢力(ジェイシュアルイスラム)と合意に至ったと発表した。反政府勢力の広報担当官は、すぐにこの報道を否定する声明を出し、人口構造の変化を強いる”強制退去”を拒否すると伝えた。他方で、同組織の行政官は「日々、和解に近づいている」とし、露政府と反政府勢力の交渉が進展していることを伝えた。反政府勢力が支配するシリア南部ダラ地区へ、避難者と戦闘員が退避するという条件で交渉が行なわれているとの報道もある。(参考
  • 国連は、約7万人が東グータ内から出ることができない状況にあると見積もっている。これまで、東グータ西部(ハラスタ地区)と南部(イルビン地区など)からは、民間人と戦闘員約3万人が避難した。数千人の民間人が、シリア政府支配下となる東グータ地域内に留まることを選択肢、東グータ外のシリア政府が設置した避難所には、約10万人が避難した。(参考
  • 地図:東グータ地域(2014年2月27日初版作成)
    Created by MrPenguin20, distributed under a CC BY-SA 3.0 license

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