※4月10日15時(シリア現地時間)から過去24時間の動きを反映
東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部、アフリン地域の状況
イドリブ県、ハマ県北部の状況
まとめ:
- 過去24時間、露/シリア政府は、イドリブ県南部に対する空爆を行った。この攻撃により民間人2名が死亡し、1名が負傷した。
- 3月9日、イドリブ市郊外で大規模な爆発があり、少なくとも民間人11名が死亡し、80名が負傷した。爆発の原因は分かっていない。
相当規模の爆発だったようで、被害を受けたアパートが倒壊している。(参考) - 地上戦による戦闘行為は行なわれておらず、前線は動いていない。
東グータ地域の状況
まとめ:
- 過去24時間、ドゥマ地区住民のシリア北部への退避が続いている。4月10日、一部の戦闘員がシリア北部アル・バブ市に到着した。4月9日、反政府勢力(ジェイシュ・アルイスラム)に拘束されていた捕虜が解放された。
- 4月9日、米大統領は、東グータ(ドゥマ地区)での化学兵器使用疑惑を受け、48時間以内に軍事対応を行うかを決定すると発表。露国連大使は、「露政府は、化学兵器を使用した攻撃について、米政府がシリア軍を攻撃した場合、”重大な影響”を及ぼすだろう」とし、米政府に警告した。(参考)
- 4月9日、シリア空軍基地に対しミサイル攻撃があり、駐留していたイラン軍兵士14名が亡くなった。露軍とシリア軍は、イスラエル政府による攻撃であったとしている。(参考)
- 東グータの南部に位置するヤルモックキャンプ周辺に、親アサド政権武装組織(NDF)の戦闘員が集結している。近いうちに、イスラム国に対する攻撃を開始するとの情報がある。
アフリン地域の状況
- 4月9日、アフリン地域ハモウディヤ近郊で地雷が爆発し、民間人5名が死亡した。
- 過去24時間、アフリン地域では戦闘行為は行なわれていない。
- 4月10日、トルコ大統領は、露政府のアフリン地域への対応について、”大きく誤っている”と発言。露外相が、アフリン地域をシリア政府へ引き渡すことが、アフリン地域を正常化させる解決法だ、と発言したことを受けて。(参考)
- 4月10日、東グータのドゥマ地区の住民を乗せたバスが、シリア北部アル・バブ市に到着した。
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