※2月25日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映
アフリン地域の状況
まとめ:
- 2月24日 13.00EST、停戦に向けた国連決議が採択された。
トルコ軍は、国連決議採択後もアフリンでの軍事作戦を続けている。 - 過去24時間、トルコ軍/FSAは、北部、西部、南西部で大規模な地上戦を行い、FSAが占領地域を拡大した。
また、トルコ軍は、北部・西部・南西部の前線で激しい空爆を行った。 - クルド人民防衛隊(YPG)は劣勢に立っており、戦闘で多くのYPG戦闘員が亡くなっている。
また、親シリア政府組織(NDF)戦闘員も地上戦で死傷者が出ている。 - 南部では、YPGが撤退した村をシリア政府軍(SAA)が占拠した。
トルコ軍の動き
- 過去24時間、トルコ軍は、北部、西部、南西部にあるYPG占領地域10ヶ所以上に対し、空爆と砲撃による攻撃を行った。とりわけ、地上戦が続くジャンダリス村に対しては、集中的な空爆が行われた。
自由シリア軍の動き
- トルコ軍/自由シリア軍(FSA)は、地上戦により大きく前進した。国連決議後も、地上作戦を続けている。この侵攻により、北部(ブルブル地区)と西部(ラジュ地区)の占領地域を繋げるに至った。
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- 過去24時間、FSAは、以下の地域を新たに占領した。
-北部にて、ウムランリ村を占領し、南側へ侵攻
-西部にて、ドドゥ村のほか周辺の5ヶ村を占領し北部へ侵攻。北部の占領地域への経路を確保した
-西部にて、ドゥンバリ村を占領し、東側へ侵攻
-南西部にて、ハジラール村とエブキブ村を占領。
※ジャンダリス市南部から前進しており、幹線道路を遮断するものと思われる。
-南西部では、ジャンダリス市を制圧するため、TAFの空爆を受けながら西側から侵攻しているが、前進出来ていない模様
クルド人民防衛隊(YPG)の動き
- クルド人民防衛隊(YPG)は、地上戦で劣勢に立っており、TAF/FSAにより、占領地域を奪われている。
- YPGは、新たに戦闘員11名が殺されたことを発表した。
その他
- トルコ政府は、アフリン作戦開始以降、クルド人民防衛隊(YPG)戦闘員2,018名の”テロリスト”を”制圧した”と発表。この人数には、投降した、捕虜となった、または殺された戦闘員が含まれる。
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