※3月2日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映
東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部の状況
イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部の状況
まとめ:
- 過去24時間、イドリブ県・ハマ県北部では、政府軍による空爆は行なわれなかった。
- 政府軍ー反政府勢力間の地上戦での衝突も発生していない。
- 元ヌスラ戦線(HTS)は、イドリブ県の複数地域で反政府勢力を攻撃した。自爆攻撃や戦車を使った攻撃が報道されている。両勢力間での衝突は、今後も続く模様。
東グータ地域の状況
まとめ:
- 過去24時間、露/シリア政府軍は、東グータへの軍事作戦を継続した。
- 政府軍の地上部隊は東側(ハウシュ・ダワヒラ)から侵攻し、占領地域を大きく広げている。
南側でも複数地域を制圧しており、ナシャビヤ村が孤立する可能性がある。 - 政府軍の攻撃により、民間人数十名が犠牲となっている。
ウタヤ市では、政府軍の爆撃により民間人19名が死亡した。
*
- 国連機関(UNOSAT)は、衛星画像を使い、東グータの建物の破壊状況を分析した報告書を発表した。(記事)
- 国際連合人権理事会(UNHRC)は、英国政府の要請を受け、悪化する東グータ地域の状況について、“至急の議論“を行うことを発表した。(英国政府は、東グータに対するシリア政府軍の”文字通り”非道な攻撃について、強く非難する決議草案を準備している。近く内容が公開される予定。)(記事)
- 3月1日、シリア国連特使(デミストゥラ氏)は、東グータ地域での惨状を止めることを優先すべきだとし、アレッポ市で起きたことの模倣(“copycat”)を見ることはできないとの意見を会見で伝えた。(記事)
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