東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部、アフリン地域の状況(4月22日時点)

※4月22日15時(シリア現地時間)から過去24時間の動きを反映

東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部、アフリン地域の状況

イドリブ県、ハマ県北部の状況

まとめ:

  • 過去24時間、イドリブ県・ハマ県北部では、政府軍/露軍による攻撃は行なわれていない。
  • 過去24時間、元ヌスラ戦線(HTS)と反政府威力(JTS)間の戦闘は行われていない。
  • 4月21日、イドリブ県北部アッダナ市で車載即応爆弾(VBIED)による爆発があった。負傷者についての情報はない。主犯は不明。

地図:イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部(2018年1月末時点)
Derived from work by MrPenguin20, distributed under a CC BY-SA 4.0 license.

東グータ地域の状況

まとめ:

  • 4月21日、化学兵器禁止機関(OPCW)調査チームがドゥマ地区に入域し調査を開始した。同調査チームは一週間前に首都ダマスカス入りしていたが、シリア政府からドゥマ地区への入域許可が出ず、調査を開始できていなかった。化学兵器攻撃について調査を実施予定だったが、既に事件から2週間が経っている。(参考
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  • 米国防長官は、アサド政権が行動を改めなければ、シリアに対し追加の軍事行動を行う可能性があるとの考えを示した。(参考
  • 4月21日、ダマスカス郊外に砲弾が着弾。ヤルモックキャンプからイスラム国が発射した砲弾であると報じられている。ダマスカス南部の包囲地域(ヤルモック)では、シリア軍による軍事侵攻が継続している。現在まで、前線は殆ど動いていない。

地図:東グータ地域(2014年2月27日初版作成)
Created by MrPenguin20, distributed under a CC BY-SA 3.0 license

アフリン地域の状況

  • 過去24時間、アフリン地域では、戦闘行為は行なわれておらず前線に動きはない。4月22日時点で、タルリファート地域はクルド人民防衛隊(YPG)と親シリア武装組織(NDF)が支配している。
  • 4月22日、アフリン地域東部アザズ市には、シリア南部ドゥメイル地区からの避難者が到着。31台のバスを使用し、約1,600人が避難したと報じられている。(参考
  • トルコ大統領は、今年1月にアフリン地域で開始した軍事侵攻で、トルコ軍56名が亡くなり、自由シリア軍(FSA)戦闘員の死者は数百人に上ることを伝えた。(参考
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  • 4月22日、シリア南部東カルモウン地域からの避難者が、シリア北部アルバブ市に到着した。44台のバスを使用し、2,500人の避難者がアルバブ市へ避難した。移動中、親シリア政府武装組織戦闘員が管理する検問所(スレイミヤ付近)で攻撃を受け、バスの窓ガラスが割られ、同乗していた民間人が負傷した。(参考

地図:アフリン地域(2018年1月21日作成)
map created by MrPenguin20, distributed under a CC BY-SA 4.0 license.

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