※2月21日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映
東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部の状況
イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部の状況
- まとめ:イドリブ県南部、ハマ県北部の前線付近にある2ヶ所で、シリア軍(SAA)/ロシア軍による砲撃と空爆が行われた。
反政府勢力は、アレッポ市南側でSAAと交戦した。その他地域では地上戦は行なわれておらず、前線は動いていない。
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- ハイヤット・タハリル・アルシャム(HTS)-シリア政府軍(SAA)間で、イドリブ県フォア地域の治療が必要な患者160名と、ヤルモック地域のHTS戦闘員を交換条件とした交渉が行われている。
- イドリブ県では、ヌル・アルジンキ-HTS間の緊張が高まっている。
東グータ地域の状況
- まとめ:過去24時間で、政府軍による数十件の空爆と砲撃が行なわれている。
シリア人権監視団(SOHR)は、これまで民間人250名が殺されたと発表した。
政府軍は、東部ハズラマ地域から侵攻し、反政府勢力が応戦している。その他地域では、地上戦は行なわれておらず、前線に大きな動きはない。
反政府勢力は、首都ダマスカスに対して砲撃を行い、民間人5名が死亡、20名が負傷した。
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- 政府軍による砲撃と空爆により、多数の民間人が被害を受けている
以下、報道されている民間人被害者の一部の情報である
– 東部ナシャビヤ村への砲撃により、民間人4名が死亡し、複数名が負傷
– 南部ベイトサワ村での攻撃により、民間救助隊のボランティア隊員1名が亡くなった
– 南西部カファルバトナ村への砲撃により、民間人1名が死亡、複数名が負傷した
– 南西部サクバ村への砲撃により、民間人1名が死亡した
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- 国連シリア問題担当(デミストゥラ氏)は、東グータ地域への政府軍の攻撃により、多くの民間人が犠牲になっていることについてコメントを求められ「東グータが、2つ目のアレッポ市となる可能性がある、その経験から私たちは学んだことがある(はず)」と発言した。
- ユニセフは、東グータ地域で殺された子ども、その母親や父親たちや、配偶者達のことについて実情をに表すことができる言葉がないとして、”白紙”の声明(blank statement)を発表した。
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