東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部の状況(2月20日時点)

※2月20日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映

東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部の状況

レバノンの難民キャンプで生活するシリア人の男の子。
Photo credit: Pekka Tiainen, EU/ECHO

イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部の状況

  • まとめ:過去24時間、イドリブ県東部で、シリア政府軍(SAA)による空爆が1件あった。
    SAA/反政府武装勢力(OAG)間での地上戦は行なわれていない。
    ハマ県北部ではSAAによる散発的な空爆が行なわれているものの、イドリブ県では、トルコ軍の監視所が設置された後、空爆/地上戦による攻撃件数は大幅に減った。

地図:イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部(2018年1月末時点)
Derived from work by MrPenguin20, distributed under a CC BY-SA 4.0 license.

東グータ地域の状況

  • まとめ:過去24時間、東グータ全域に対し、政府軍(SAA)による数十件(数百件との報道もある)の空爆と砲撃による攻撃が行われた。死傷者が多すぎるため、正確な数字はわかっていないが、数百名の民間人が犠牲となっているのは確実である。
    SAA/OAG間の地上戦は、ドゥマ北部で行なわれている。
    ヒューマンライツ・ウォッチは、SAAの攻撃により、98名以上が亡くなっており、470名が負傷したと発表した。

  • 報道されている、死傷者の数は以下の通り。
    集計に含まれない死傷者もいるため、死傷者数はこの数字よりも遥かに多い。
    – 東部アル・マルジ地区では、民間人11名が亡くなった
    – 南部ジスライン村では、民間人4名が亡くなり、複数の負傷者が出ている
    – 南部サクバ村では、民間人14名が亡くなった
    – 南部ハムリヤ村では、民間人20名が亡くなった
    – 北西部ミスラバ村では、民間人2名が亡くなった

  • BBC:シリア政府軍による砲撃と空爆により、少なくとも、民間人100名(子ども20名を含む)が亡くなり、470名が負傷。重症患者もいるため、死亡者数は更に増える。事実であると確認されれば、2013年に”包囲(兵糧攻め)”が始まってから、2月20日が史上最悪の日になることになる。
  • シリア政府軍の第四師団は、東グータ地域での軍事作戦について、同師団の第42旅団が指揮することを発表した。北部ハラスタからドゥマ市に向けて侵攻すると報道されている。
    ※19日以降、同地域での地上戦による侵攻は始まっている。

地図:東グータ地域(2014年2月27日時点)
Created by MrPenguin20, distributed under a CC BY-SA 3.0 license

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