東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部の状況(3月19日時点)

※3月19日午前11時(シリア現地時間)から過去24時間の動きを反映

東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部の状況

写真:ヨルダンの難民キャンプで生活するシリア人の女の子(6歳)。
ヨルダンには、約66万人のシリア人が難民として生活をしている(UNHCRによる登録数:2018年3月時点)。
トルコ、レバノンに次いで、3番目に多くのシリア人難民を受け入れている。
Photo credit: EC/ECHO/Dina Baslan

イドリブ県、ハマ県北部の状況

まとめ:

  • 露/シリア政府軍は、イドリブ県南部と西部で空爆と砲撃による攻撃を実施。民間人に犠牲者が出ている。
  • 過去24時間、ハマ県北部・イドリブ県東部・西部では、政府軍と反政府勢力間の地上戦での衝突は起きていない。
  • 過去24時間、元ヌスラ戦線(HTS)と反政府勢力間(JTS)間の衝突は起きていない。

地図:イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部(2018年1月末時点)
Derived from work by MrPenguin20, distributed under a CC BY-SA 4.0 license.

東グータ地域の状況

まとめ:

  • 過去24時間、露/シリア政府軍は、東グータの北部と南部で軍事作戦を継続。ハラスタ地区では、シリア政府による停戦(政府軍及びその関連武装組織による攻撃の停止)が実行されてから攻撃は行なわれていない模様。
  • 露/シリア政府軍は、ドゥマ地区市街地に対し、数十件の空爆と砲撃を実施。この攻撃により民間人4名(子ども2名、女性2名)が死亡した。(参考
  • 昨日のドゥマ地区への攻撃で、塩素ガスが使用されたとの報道もある。※この報道については、十分な情報源がない。
  • 18日、シリア大統領が東グータ南部の前線を訪問した。反政府勢力との交渉についてシリア政府軍と話し合いを行う目的であったと報じられている。反政府勢力は、武器を放棄し、他の反政府勢力支配地域へ撤退する方向で交渉を行っている模様。
    ※時系列に交渉内容が纏められているため、こちらの記事が分かりやすいと思います。(参考

地図:東グータ地域(2014年2月27日時点)
Created by MrPenguin20, distributed under a CC BY-SA 3.0 license

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