※3月1日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映
東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部の状況

シリアから避難し、ヨルダンの難民キャンプで生活する人々。
避難者の中には、ヨルダンに逃げる前に、シリア国内で4-5回避難先を変えた人もいる。
Photo credit: EC/ECHO/Dina Baslan
イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部の状況
まとめ:
- シリア政府軍は、ハマ県北部の前線にて、引き続き空爆を行った。
- 元ヌスラ戦線は、イドリブ県北部(BAH国境付近、イドリブ市周辺)にて反政府勢力を攻撃。
- 元ヌスラ戦線(HTS)が占領するサラケブ市では、住民代表者がHTSに対し、戦闘員の撤退を求める協定に合意するよう促した。

地図:イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部(2018年1月末時点)
Derived from work by MrPenguin20, distributed under a CC BY-SA 4.0 license.
東グータ地域の状況
まとめ:
- 過去24時間、露/シリア政府軍は、東グータへの軍事作戦を継続した。
- 政府軍の地上部隊は東側(ハウシュ・ダワヒラ)から侵攻し、元空軍基地施設を占領した。
- 空爆は、市街地を標的として行われた。この攻撃により、民間人に死傷者が出ている。
- ワヒディーン国境が退避用のチェックポイントとされている模様。
これまで、2名が避難したと報道されている。
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- 東グータ内の反政府勢力は、国連に書簡を送り、停戦に関する安保理決議2401を支持する考えを示した。(記事)
同書簡では、15日以内に、一部戦闘員を東グータから退出させるとしている。 - AFP: 東グータでは、10日間で民間人600人が殺された。東グータには約40万人が住んでいるが、28日時点で誰も退避しなかった。別の報道では、パキスタン国籍の夫婦が退避したとの情報がある。(記事)
- トルコ系メディア:露大統領は、トルコ政府が仲介し、東グータ地域から”多くのグループ”を避難させたと発表。時期や人数などの詳細は明らかになっていない。(記事)
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