※3月10日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映
東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部の状況
イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部の状況
まとめ:
- 露/シリア政府軍は、ハマ県北部の前線で複数の空爆を行った。
- 過去24時間、ハマ県北部とイドリブ県東部の前線では、政府軍と反政府勢力間の衝突は発生していない。
- 過去24時間、イドリブ県北部では、元ヌスラ戦線(HTS)と反政府勢力間(JTS)間の衝突は発生していない。
東グータ地域の状況
まとめ:
- 過去24時間、露/シリア政府軍は、東グータの全地域で大規模な軍事作戦を継続した。
- 全地域で空爆と砲撃による攻撃を行っており、引き続き、多くの民間人が犠牲となっている。政府軍は、東部で更に勢力圏を広げている。
- 反政府勢力(ジェイシュ・アルイスラム)は、東グータ入りした国連代表と撤退条件について協議した。声明では、同戦闘員と、勾留している元ヌスラ戦線(HTS)戦闘員のイドリブ県への撤退を条件としている。政府系メディアは、反政府勢力戦闘員が退避用のバスに乗り込む映像を使っているが、真偽が定かではない。(記事)
- 3月9日、赤十字国際委員会(ICRC)、シリア・アラブ赤新月社(SARC)、国連は、トラック13台分の支援物資をドゥマ地区へ輸送した。支援物資は、小麦などの食料で構成され、12,000人を1ヶ月しか支えることができない量である。東グータ内には、40万人が住んでおり、到底、住民のニーズを満たせる量ではない。(記事)
- 世界保健機関(WHO):2018年2月中、東グータでは、医療施設と医療従事者に対して28件の攻撃があったことを発表した。この数字は、実証された被害件数であり、監視団体が発表する数字は省かれている。(記事)
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