東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部の状況(3月10日時点)

※3月10日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映

東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部の状況

写真:ヨルダンの難民キャンプにある診療所。2012年に撮影された写真。
シリア紛争開始当初、難民キャンプでは、このような施設で医療サービスが提供されていた。
© EC/ECHO/Dina Baslan

イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部の状況

まとめ:

  • 露/シリア政府軍は、ハマ県北部の前線で複数の空爆を行った。
  • 過去24時間、ハマ県北部とイドリブ県東部の前線では、政府軍と反政府勢力間の衝突は発生していない。
  • 過去24時間、イドリブ県北部では、元ヌスラ戦線(HTS)と反政府勢力間(JTS)間の衝突は発生していない。

地図:イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部(2018年1月末時点)
Derived from work by MrPenguin20, distributed under a CC BY-SA 4.0 license.

東グータ地域の状況

まとめ:

  • 過去24時間、露/シリア政府軍は、東グータの全地域で大規模な軍事作戦を継続した。
  • 全地域で空爆と砲撃による攻撃を行っており、引き続き、多くの民間人が犠牲となっている。政府軍は、東部で更に勢力圏を広げている。
  • 反政府勢力(ジェイシュ・アルイスラム)は、東グータ入りした国連代表と撤退条件について協議した。声明では、同戦闘員と、勾留している元ヌスラ戦線(HTS)戦闘員のイドリブ県への撤退を条件としている。政府系メディアは、反政府勢力戦闘員が退避用のバスに乗り込む映像を使っているが、真偽が定かではない。(記事
  • 3月9日、赤十字国際委員会(ICRC)、シリア・アラブ赤新月社(SARC)、国連は、トラック13台分の支援物資をドゥマ地区へ輸送した。支援物資は、小麦などの食料で構成され、12,000人を1ヶ月しか支えることができない量である。東グータ内には、40万人が住んでおり、到底、住民のニーズを満たせる量ではない。(記事
  • 世界保健機関(WHO):2018年2月中、東グータでは、医療施設と医療従事者に対して28件の攻撃があったことを発表した。この数字は、実証された被害件数であり、監視団体が発表する数字は省かれている。(記事

地図:東グータ地域(2014年2月27日時点)
Created by MrPenguin20, distributed under a CC BY-SA 3.0 license

スポンサーリンク:
1日あたり150円の支援で途上国の子供たちに希望を

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
レクタングル(大)広告

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告