東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部、アフリン地域の状況(4月25日時点)

※4月25日15時(シリア現地時間)から過去24時間の動きを反映

東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部、アフリン地域の状況

イドリブ県、ハマ県北部の状況

まとめ:

  • 過去24時間、政府軍/露軍は、イドリブ県南部・ハマ県北部に対し、空爆と砲撃による攻撃を行った。同爆撃により、民間人が被害を受けた。イドリブ県南部マアル・フルム村への空爆では、民間人4名が死亡。アルバルサ村への砲撃では、民間人2名が負傷した。
  • 4月25日、イドリブ県では、元ヌスラ戦線(HTS)と反政府武装勢力(JTS)が無期限の休戦をすることで合意した。HTS側は、アル・ジョラニが署名。(参考
  • イドリブ県北部サルマダ市では、HTSが民間人と反政府勢力戦闘員複数名を拘束した。拘束された戦闘員には、ダラヤから避難した反政府勢力(リワ・シュハダ・ダラヤ)の司令官が含まれる。
  • 国連は、シリア政府がイドリブ県を次の標的とすることで、大惨事となる可能性について懸念を示した。「イドリブ県の人口200万人のうち、その半分以上が住む場所を失った人々だ。…懸念は、シリア政府が”テロリスト”がいることを理由に、アレッポ市や東グータと同様の(無差別)攻撃を仕掛けることだ。」(参考

地図:イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部(2018年1月末時点)
Derived from work by MrPenguin20, distributed under a CC BY-SA 4.0 license.

東グータ地域の状況

まとめ:

  • 4月24日時点で、化学兵器禁止機関(OPCW)によるドゥマ地区での調査について、新たな情報は出ておらず、OPCWも報道発表を出していない。現場での調査は続いているものと思われる。(参考
  • ******

  • 東グータ地域の北部に位置する包囲地域(アル・カルモウウン)では、住民と戦闘員の避難が続いている。シリア政府は、ジェイランド地区に政府軍を配備した。
  • 過去24時間、シリア政府軍は首都ダマスカス南部の包囲地域(ヤルモック)に対し激しい攻撃を継続。住宅街へ砲弾が降り注いでいる状況。政府軍は南部から侵攻し、アルハジャル・アスワドの一部を制圧。ヤルモックは、イスラム国が支配。住民の多くはパレスチナ難民。

地図:東グータ地域(2014年2月27日初版作成)
Created by MrPenguin20, distributed under a CC BY-SA 3.0 license

アフリン地域の状況

  • 過去24時間、アフリン地域では、戦闘行為は行なわれておらず、前線に動きはない。4月25日時点で、タルリファート地域はクルド人民防衛隊(YPG)と親シリア武装組織(NDF)が支配している。

地図:アフリン地域(2018年1月21日作成)
map created by MrPenguin20, distributed under a CC BY-SA 4.0 license.

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