※4月24日15時(シリア現地時間)から過去24時間の動きを反映
東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部、アフリン地域の状況
イドリブ県、ハマ県北部の状況
まとめ:
- 過去24時間、政府軍/露軍は、イドリブ県南部・東部・ハマ県北部に対し、空爆と砲撃による攻撃を行った。イドリブ県南部マアラット・アンヌマン市の中心で複数の空爆による攻撃が行われ、民間人10名が負傷した。イドリブ県東部カフルハムラ市に対する砲撃では、民間人2名が死亡し6名が負傷した。
- 地上戦は行なわれておらず、前線に動きはない。

地図:イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部(2018年1月末時点)
Derived from work by MrPenguin20, distributed under a CC BY-SA 4.0 license.
東グータ地域の状況
まとめ:
- 4月23日時点で、化学兵器禁止機関(OPCW)によるドゥマ地区での調査について、新たな情報は出ていない。現場での調査は続いているものと思われる。
- 国連は、アフリン地域と東グータ地域からの避難者(東グータに残る住民も含む)での人道支援に約1,630万ドル(約17億円)を割り当てた。既に21事業が承認され、食料、水衛生分野の緊急支援に使用される。NGOや国際機関が支援を実施する。(参考)
- 国連:東グータ地域の住民のうち、住む場所を失ったのは158,000人に上る。
避難者の内訳は以下:
– シリア北部へ避難:約6.7万人
– ダマスカス郊外のキャンプへ避難:約4.4万人
– 東グータから退出:約4.7万人
– 東グータに残る:約10万人
(参考) - ダマスカス南部の包囲地域(ヤルモック)では、政府軍の軍事侵攻が継続。数日前から、ヤルモック地域に対し、空爆と砲撃による攻撃が続いている。現在のところ、前線に大きな動きはない。シリア政府は、軍事ヘリからイスラム国戦闘員に降参することを促すチラシを撒いた。
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アフリン地域の状況
- 過去24時間、アフリン地域では、戦闘行為は行なわれておらず、前線に動きはない。4月22日時点で、タルリファート地域はクルド人民防衛隊(YPG)と親シリア武装組織(NDF)が支配している。
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