※4月23日15時(シリア現地時間)から過去24時間の動きを反映
東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部、アフリン地域の状況
イドリブ県、ハマ県北部の状況
まとめ:
- 過去24時間、イドリブ県・ハマ県北部では、政府軍/露軍による攻撃は行なわれていない。
- イドリブ県では、元ヌスラ戦線(HTS)と反政府威力(JTS)の間で散発的な衝突が発生した。イドリブ県では、JTSが北部ブリンタ村を制圧し、南部幹線道路(M5)沿いでは、JTSがHTSに対し攻撃を行った。
東グータ地域の状況
まとめ:
- 4月22日時点で、化学兵器禁止機関(OPCW)によるドゥマ地区での調査について、新たな情報は出ていない。現場での調査は続いているものと思われる。
- 国連:東グータ地域の現状に関する報告書。概要は、以下の通り。
– 3月15日以降、国連はドゥマ地区にアクセスすることができず、命を繋ぐための支援を実施できていない。
– 4月3日以降、東グータの3地域(サクバ、カフルバトナ、ハモウリヤ)での支援ニーズ調査について、シリア政府からの許可が降りず、支援団体が調査を実施できていない。。
– 東グータ地域から退去を希望する住民のうち、男性(15-55歳)の域外退去は認められてない。また、検問所の対応が明確ではないため、域外へ出たい住民が退去できない状況が続いている。(参考) - ダマスカス南部の包囲地域(ヤルモック)では、政府軍の軍事侵攻が継続。連日、ヤルモック地域に対し、空爆と砲撃による攻撃が続いている。現在のところ、前線に大きな動きはない。
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アフリン地域の状況
- 過去24時間、アフリン地域では、戦闘行為は行なわれておらず、前線に動きはない。4月22日時点で、タルリファート地域はクルド人民防衛隊(YPG)と親シリア武装組織(NDF)が支配している。
- 4月23日、東カラモウン地区からの避難者と戦闘員を乗せたバスが、シリア北部へ到着した。約30台のバスで約1,200名が避難した。昨日、同地域からの避難者を乗せたバスがシリア北部に到着しており、本日到着したバスがが2陣目となる。(参考)
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