※4月16日15時(シリア現地時間)から過去24時間の動きを反映
東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部、アフリン地域の状況
イドリブ県、ハマ県北部の状況
まとめ:
- 過去24時間、イドリブ県・ハマ県では露/シリア軍による攻撃は行なわれていない。
- 4月16日時点で、イドリブ県中部と北部では、元ヌスラ戦線(HTS)と反政府勢力の間で、激しい戦闘が続いている。イドリブ県北部の戦闘では、ヌル・アルジンキ(反政府勢力)とHTSが衝突している。(参考)
- 4月15日、シリア軍は、包囲されているホムス北部(ハマ市南部)の反政府勢力支配地域に対し、大規模な軍事作戦を開始し、一部地域を制圧した。過去24時間、継続的に激しい空爆とともに地上戦が行なわれている。同地域は、東グータと同様に政府軍により包囲されている地域。
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東グータ地域の状況
まとめ:
- 4月15日、東グータ地域ドゥマ地区では、戦闘員の撤退及び住民の避難が完了。シリア政府が東グータ全域を完全に制圧したと発表。先週から、露憲兵がドゥマ地区に配置されている。
※化学兵器攻撃を受けた場所が、そのままの状態で残されていることは無いだろう。 - 4月16日、化学兵器禁止機関(OPCW)は、シリア政府からドゥマ地区の入域許可が降りていないと伝えた。露政府は米英仏の空爆により現地視察が遅れと発言している。過去3日間、OPCWスタッフは、首都ダマスカスで足止めされている。(参考)
- 米政府は、「露軍は攻撃した場所を訪れていると理解している。露軍が化学兵器禁止機関(OPCW)の効果的な調査を妨害するため、(化学兵器使用を示す)証拠に手を加えることを懸念している。」と発言。(参考)
アフリン地域の状況
- 過去24時間、アフリン地域では戦闘行為は行なわれておらず前線に動きはない。
- 4月16日現在、タルリファート市と周辺地域は、クルド人民防衛隊(YPG)と親シリア政府武装組織(NDF)が支配している。
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