東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部の状況(3月12日時点)

※3月12日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映

東グータ地域、イドリブ県、ハマ県北部の状況

写真:食料支援を受けるため、配付場所に並ぶ住民。シリアのイドリブ県にて。
シリア政府軍は、市場、パン工場、病院など、人が集まる場所を標的として空爆を行うため、この様な集合配付は、住民を空爆リスクに晒すことになる。
Photo credit: EU/ECHO/People in Need

イドリブ県、ハマ県北部の状況

まとめ:

  • 露/シリア政府軍は、イドリブ県中部、ハマ県北部の前線にて複数の空爆を実施した。
    ハマ県カフル・ジータ村への攻撃では焼夷弾を使用した模様。
  • 過去24時間、ハマ県北部とイドリブ県東部の前線では、政府軍と反政府勢力間の地上戦は発生していない。
  • イドリブ県北部では、元ヌスラ戦線(HTS)と反政府勢力間(JTS)間の衝突が再開した。HTSがJTS車輌に対し、対戦車ミサイルによる攻撃を実施。

地図:イドリブ県、ハマ県北部、アレッポ県西部(2018年1月末時点)
Derived from work by MrPenguin20, distributed under a CC BY-SA 4.0 license.

東グータ地域の状況

まとめ:

  • 過去24時間、露/シリア政府軍は、東グータの全地域で大規模な軍事作戦を継続した。
  • 政府軍は東グータを横断する形で南北に分断した。
    地上部隊が侵攻により、現在、東グータ地域は3地域(ドゥマ地区、ハリスタ地区、南部)に分けられた状況となっている。
  • 政府軍は、全域で市街地に対する砲撃・空爆・地上戦を続けており、壊滅的な被害を与えると同時に、無差別的な攻撃を行い、多くの民間人が犠牲となっている。
  • 記事:シリア人権監視団は、政府軍による攻撃で、22日間で、民間人1,139名(子ども240名、女性162名を含む)が死亡し、4,400名以上が負傷したと発表した。

  • 過去24時間、東グータの被害状況は以下の通り。
    ※全ての被害が報道されている訳ではないため、実際の被害者数はもっと多い
    ーグータ全域で、民間人52名が死亡
    ーアルビン市への攻撃で、民間人9名が死亡

地図:東グータ地域(2014年2月27日時点)
Created by MrPenguin20, distributed under a CC BY-SA 3.0 license

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