※3月25日午前11時(シリア現地時間)から過去24時間の動きを反映
アフリン地域の状況
まとめ:
- 3月24日、トルコ大統領は「トルコ軍と自由シリア軍は、アフリン市全域を制圧した」と発表した。トルコ軍は、1月20日にアフリン作戦を開始してから、63日でアフリン全域を制圧したことになる。
- また、トルコ政府は、これまでに3,740人の“テロリスト”を制圧したと発表した。トルコ政府は、クルド人民防衛隊(YPG)戦闘員をテロリストと呼んでおり、この人数には、戦闘により亡くなった、または捕虜となったYPG戦闘員が含まれる。(参考)
- 過去24時間、アフリン地域では戦闘が起きていない。
※トルコ軍がアフリン全域を制圧したと発表後、3月26日時点で、アフリン地域では戦闘は起きていない。新たな動きがあるまで、一旦更新を止めます。
トルコ軍の動き
- 過去24時間、トルコ軍による空爆は行なわれていない。
自由シリア軍の動き
- 過去24時間、FSAの侵攻は行なわれていない。
クルド人民防衛隊(YPG)の動き
- 過去24時間、クルド人民防衛隊(YPG)とFSA間の戦闘は行われていない。
その他
- 3月23日、世界保健機関(WHO)はアフリンからの避難者に対する支援の状況について発表した。(参考)
概要は、以下の通り。
– アフリン地域での戦闘により、アレッポ県北部(トルコ軍支配地域、政府軍支配地域)には、167,000人が避難している。避難先となっている地域にある医療施設は、避難者数が多いことから十分な医療サービスを提供することができない状況となっている。
– WHOは、NGOやシリア赤新月社(SARC)と協力し、4つの移動式医療チームをテルアフィアット市(トルコ軍支配地域)、ノブル・ザハラ市(政府軍支配地域)へ派遣した。医療チームは、55,700人分の医療用品とともに各避難場所を訪問している。
– アレッポ市には、64,000人分の医薬品、医療用品を積んだ第二陣も待機しており、当局から支援物資輸送の許可が降り次第、輸送を開始する。
スポンサーリンク:
1日あたり150円の支援で途上国の子供たちに希望を