※3月19日午前11時(シリア現地時間)から過去24時間の動きを反映
アフリン地域の状況

写真:ヨルダンの難民キャンプで生活するシリア人の女の子(6歳)。
ヨルダンには、約66万人のシリア人が難民として生活をしている(UNHCRによる登録数:2018年3月時点)。
トルコ、レバノンに次いで、3番目に多くのシリア人難民を受け入れている。
Photo credit: EC/ECHO/Dina Baslan
まとめ:
- 18日午前、トルコ軍と自由シリア軍は、アフリン市全域を制圧した。
アフリン市への侵攻の際、設置されていた地雷により戦闘員13名が死亡し25名が負傷した模様。
また、FSAが商店から物品を略奪しているとの報道もある。(参考) - トルコ軍と自由シリア軍は、アフリン地域北西部の全域を制圧した。
※この侵攻によりアフリン地域の南部以外は、トルコ軍と自由シリア軍が制圧したことになる。 - 地上部隊は、アフリン地域の南部に向かい侵攻している。
過去24時間、両勢力は、アフリン地域で新たに9村以上を制圧した。
トルコ軍の動き
- トルコ軍は、アフリン市を占領した後、アフリン地域では空爆や砲撃による攻撃を行っていない。
- トルコ軍の地上部隊は、FSAとともに、アフリン地域の南部に向かい侵攻している。
自由シリア軍の動き
- 3月18日、アフリン北西部で大規模な軍事作戦を行い、北西部全域を占領した。
- 現在、アフリン地域南部へ侵攻している。
- FSAは、アフリン市周辺村に加え、北西部で新たに9村を占領した。
- 過去24時間、FSAは、以下の地域を占領した。
– アフリン地域北西部のハジハッサニ村、カンタラ村、マァブタリ村、コクヒ村、シロ村、カムロック村、ワディアルアラブ、ハリルウシャイ村、ダグウシャイ村
クルド人民防衛隊(YPG)の動き
- クルド人民防衛隊(YPG)は、FSAと地上戦での戦闘を行っているが、アフリン市とアフリン北西部が制圧されたことから、更に戦力を失っている。
その他
- トルコ大統領は、アフリンを占領した後も、トルコ軍のクルド勢力支配地域への侵攻を続けるとし、トルコ国境沿いのYPG支配地域(マンビジ、コバニ、ラスアル・アイン)を”一掃する”と発言した。(参考)
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