アフリンの状況(3月17日時点)

※3月17日午前11時(シリア現地時間)から過去24時間の動きを反映

アフリン地域の状況

写真:シリア国内にある避難者用キャンプで生活する女性。
シリア北西部では、トルコ国境沿いに避難者用キャンプが設置されている。
© UNRWA/Taghrid Mohammad

まとめ:

  • トルコ軍と自由シリア軍は、アフリン市の北部、南西部、西部で軍事作戦を継続。
    過去24時間で、両勢力は新たに10村を占領した。アフリン市北部での侵攻では、アフリン地域北西部とアフリン市を繋ぐ経路を遮断した。
  • アフリン市に対し、トルコ軍による激しい爆撃が続いており、民間人が犠牲になっている。
  • シリア人権監視団は、トルコ軍がアフリン市の病院を攻撃したとし、16名が死亡したと発表。また、トルコ軍の爆撃による民間人被害者は、16日のみで43名にのぼるとしている。トルコ軍は、アフリン市の病院に対する空爆を否定している。(記事
  • 国連は、アフリン市への水供給が止められ、住民は井戸水などの未処理水に頼っているため、25万人の住民が飲料水を媒介とする病気に罹るリスクがあると発表した。(記事

地図:アフリン地域(2013年6月時点)
map created by Mouradi, distributed under a CC BY-SA 3.0 license.

トルコ軍の動き

  • トルコ軍は自由シリア軍とともに、アフリン市の北部、南西部、西部で地上戦を行った。また、アフリン市街地に対し複数の空爆を実施した。

自由シリア軍の動き

  • 自由シリア軍(FSA)の地上部隊はアフリン地域の北部、南西部、西部で侵攻を続け、勢力範囲を広げた。
  • アフリン市北部での侵攻により、FSAは北西部とアフリン市を繋ぐ経路を遮断した。アフリン地域北西部は飛び地になるため、更にFSAが優位に戦闘を進めることができる環境となる。アフリン市の北東部では、地上部隊による侵攻は行なわれていない。
    – FSAは、北部では5村、南西部では3村、西部では2村を制圧した

  • ・過去24時間、FSAは、以下の地域を占領した。
    – 北部のクカリ・タフタニ村、ファウカニ村、ダルカレ村、エインハジャル村、ジュワイク村
    – 南西部のジャカリル村、コバン村、クルダン村、
    – 西部のカズバンファウカニ村、タハニ村

クルド人民防衛隊(YPG)の動き

  • クルド人民防衛隊(YPG)は、FSAと激しい戦闘を続けているが、地上戦で劣勢に立っている。

その他

トルコ政府系メディア(AA):トルコ政府は、アフリン作戦を開始した1月20日以降、クルド人民防衛隊(YPG)戦闘員3,569名の”テロリスト”を”制圧した”と発表した。※この人数には、投降した、捕虜となった、または殺された戦闘員が含まれる。(記事

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