アフリンの状況(2月26日時点)

※2月26日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映

アフリン地域の状況

写真は、NGOのアート・プロジェクトに参加する子どもの様子。
ヨルダンの難民キャンプにて。
Photo credit: APTART

まとめ:

  • トルコ軍/自由シリア軍(FSA)は、アフリンでの軍事作戦を継続した。
  • 国連の停戦決議に関し、トルコ政府はアフリン作戦には影響しないと発言した。
  • クルド人民防衛隊(YPG)指揮官は、国連安保理決議の停戦を守ると宣言している(2月24日付)。
  • FSAは、北部と西部のトルコ国境沿い地域を完全に制圧した。その他地域でも地上戦を続けており、アフリン中心部へ向かって侵攻している。

地図:アフリン地域(2013年6月時点)
map created by Mouradi, distributed under a CC BY-SA 3.0 license.

トルコ軍の動き

  • 過去24時間、トルコ軍は、少なくとも5ヶ所(前線付近とアフリン市周辺)で空爆を行った

自由シリア軍の動き

  • トルコ軍/自由シリア軍(FSA)は、主に北部(ブルブル地区)と西部(ラジュ地区)で、クルド人民防衛隊(YPG)と地上戦による戦闘を行った。
  • FSAは、シークモハメディ村などを制圧し、北部と西部の占領地域を完全に繋げた。
  • FSAが、西部と南西部(ジャンダリス地区)を繋ぐ地域を制圧した場合、トルコ国境沿い(アフリンの周縁部)の全域を、トルコ軍/FSAが制圧することになる。

  • 過去24時間、FSAは、以下の地域を新たに占領した。
    – 北部にて、ウムランリ村を占領し、南側へ侵攻
    – 北部にて、シークモハメディ村と周辺の4村を制圧し、北部と西部の支配地域を繋げた

クルド人民防衛隊(YPG)の動き

  • クルド人民防衛隊(YPG)は、地上戦で劣勢に立っており、トルコ軍/FSAにより、占領地域を奪われている。
  • 西部のラジョ市では、トルコ軍の空爆により、親シリア政府組織(NDF)戦闘員2名が死亡、3名が負傷した。

その他

  • トルコ政府は、アフリン作戦を開始した1月20日以降、クルド人民防衛隊(YPG)戦闘員2,059名の”テロリスト”を”制圧した”発表した。この人数には、投降した、捕虜となった、または殺された戦闘員が含まれる。

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