※2月23日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映
アフリン地域の状況
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まとめ:
- アフリン全域の前線付近、クルド人民防衛隊(YPG)の軍事関連施設、越境地点に対し、トルコ軍は激しい空爆を行った。
- トルコ軍/FSA-YPGの地上戦は、北部、西部、南西部で行なわれ、FSAが占領地域を広げた
- 親シリア政府武装組織(NDF)戦闘員を載せた車列が新たにアフリン入りし、YPGは一部支配地域をNDFへ引き渡した模様。
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- シリア人権監視団は、トルコ軍の攻撃により民間人が被害を受けており、この攻撃は非合法である可能性があると発表。
同団体は、これまで、トルコ軍の攻撃により民間人26名(子ども17名を含む)が死亡していると報道している。
トルコ軍の動き
- トルコ軍は、アフリン全域で数十件の空爆と砲撃を実施した。戦闘の前線、アフリン市、軍事関連施設、ジヤラ越境地点が標的となっている模様。
自由シリア軍の動き
- トルコ軍/自由シリア軍(FSA)は、全ての前線(北部、西部、南西部)から侵攻を続け、占領地域を拡大した。
ただし、ラジュ市、ジャンダリス市などの主要都市を掌握するには至っていない。
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- 過去24時間、FSAは、以下の地域を掌握した。
– 北部ブルブル地区では、ケステル村に加え、2ヶ村を占領
– 西部ラジュ地区では、ラフマンル村に加え、4ヶ村を占領。東側へ占領地域を広げた
– 南西部ジャンダリス地区では、バフルール村を占領
クルド人民防衛隊(YPG)の動き
- クルド人民防衛隊(YPG)は、前線でFSAと交戦。FSAとの戦闘は劣勢になっており、大きく後退している。
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- 親シリア政府武装組織(NDF)戦闘員を載せた車列が新たにアフリン入りした。
- NDFはアフリン市に到着。YPGは、タルフィアット市をNDFへ引き渡した模様。
- YPGは、同勢力が支配していたアレッポ市の一部をシリア政府へ引き渡すと発表(アレッポ市全域が政府支配下となる)
その他
- 上述の通り、親シリア政府武装組織(NDF)がアフリンの戦闘に参加し始めた。
トルコ軍は、ジヤラ越境地点を集中的に空爆することで車列の侵入を牽制している。
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