※2月9日12時(シリア時間)から過去24時間の動きを反映
アフリンの状況
トルコ軍の動き
- トルコ政府は、「アフリンの領空は閉ざされていない。ロシア政府が新たな防空システムを導入しており、その導入が完了すれば、アフリンでの空爆を再開するだろう」と発言した。2月8日、その発言の通り、トルコ軍は、アフリン地域での空爆を再開。過去24時間、戦闘の前線及び主要都市で激しい空爆が行われた。地上軍の衝突件数は減っている。
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- トルコ軍は、アフリン東部(アザズ付近)、南東部の主要都市(タル・リファット、メナグ空軍基地)、西部(チェラ村、ラジュ村)、南西部(ジャンダリス村)、アフリン市で空爆を行った。
自由シリア軍の動き
- トルコ軍と自由シリア軍は、東部(アザズ付近)から進軍。その他の地域では、前線の動きは殆ど報告されていない。
自由シリア軍は、南東部(アクタリズ付近)でYPGと交戦。
クルド人民防衛隊(YPG)の動き
- クルド人民防衛隊(YPG)は、北部(ブルブル地区)、西部(ラジュ付近)、南西部(ジャンダリス付近)で砲撃を中心とした攻撃を行った。
その他
- トルコ軍は、マンビジでも空爆による攻撃を行った。報道によると、過去24時間で、1件の空爆が行われた模様
- 8日、アフリンでの戦闘で亡くなったトルコ軍兵士の葬儀が、トルコのカラブク市で行われた。
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- シリア政府は、デリゾル県で、米国主導の”有志連合”が、親アサド武装勢力に対し攻撃を行ったことについて、「戦争犯罪」であるとした。アメリカ中央軍(CENTCOM)は、米国が支援するシリア民主軍(SDF)に対し、親アサド武装勢力が攻撃したことに対する措置であったと説明。
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- 特殊訓練を受けた「ハムザ師団(FSAの一派)」戦闘員 500名がアフリンの戦闘に参加することが伝えられている。
「ハムザ師団」は、FSAの一組織であり、アメリカ軍とトルコ軍によるシリア訓練プログラムで訓練を受けた戦闘員で構成されている。
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- シリア国民連合は、シリア政府軍による攻撃頻度が高まるのであれば、和平協議プロセスが崩壊すると警告する声明を発表した。
- 報道によると、フランス外相は、イスラム国に参加したとして、イラク・シリア当局に勾留されたフランス国民について、各国で審判を任せることとし、フランスへは送還させないとの考えを示した。
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